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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 45

「うりゃあああああああ!!」
そして、シーラが着地した直後にラングは物凄いスピードで突進しシーラに凄いスピードで斬りかかって来た。
「はっ!!」
しかし、シーラはラングの突進に動じることなく涼しい顔でラングの無数の剣撃を防いでいた。
そして、100合近く経過した時。
「えっ・・・・」
「むっ・・・・・・・」
ラングの凄まじい剣撃に耐えられなかったのかシーラの剣が折れてしまった。
「ラング様、参りましたわ。」


剣が折れて素直に負けを認めるシーラ、その顔は何時もの涼しげな顔であった。
「いや、シーラの剣が普通の剣じゃなくてデュミス石で作った武器だったら、シーラが勝ってたぜ。それにみてなこの手。」
ラングは剣を地面に刺すと真っ赤に腫れた手をシーラに見せたそれだけシーラの攻撃が凄かった事である。
「でも、負けは負けですわ。これでラング様の755勝754敗100分けですわね。」
お互いの健闘を称え合うラングとシーラであった。


ここでデュミス石の説明をしよう。デュミス石とは今から30年前にオーディエンス準大陸で発見された特殊な鉱石である。この鉱石は普通に精錬するとナマクラしか出来ないのだが、海水と灰を一定の量を混ぜて精錬をすると棒の様に軽く鋼鉄をも切り裂き術を完全に無効化する武器になるのである。そして、この武器がラング達が大いに飛躍して術で準大陸を長く支配したガルロア帝国に勝てた理由の一つである。
このデュミス石を精錬する技術を確立したのが準大陸西部辺境を本拠地とする鍛冶一族、アグラ衆である。
士官用にデュミス鋼の剣や鎧を提供するだけでなく、鋼より軽く強度のあるデュミス合金(鉄にデュミス鋼を混ぜた合金)を作り、一般兵士にも提供した。
それにより、人馬共に鎧で武装した重騎兵の編成が可能になったのだ。
そんな風に、教団と共に独立戦争初期からラングに味方し、武器を提供してきたのが独立戦争勝利に結びついたと言っても過言ではない。

アグラ衆は帝国に服従しなかった為、迫害を受け…長を含めて百人足らずの女性のみで西部辺境の最奥に潜んでいた。
彼女達が、ラングに味方するきっかけは…アグラ衆の長、ルフィアとラングが盟約を結んだからである。
全員適齢期の女性達…彼女達に種付けする事がその条件だった。
敬虔なメルディア教徒であるアグラ衆にとって、一族の繁栄をもたらす為には、帝国の男に隷属する事でなく…準大陸の男に抱かれてこそと思っていた。
ラングや解放軍の男達は、それに答えるべく彼女達を抱いた。

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