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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 37

それ以外の娘がラングの子供を産んでも、基本的には事後承諾しない…継承争いに繋がるからだ。
ただし、王族会議で王の子供として認知した子供に関しては、継承権は与えないが貴族としての身分は与えるとした。
因みに現在、ラングの後宮には一人も妻がいてない…マリオンやパームの子供は、それぞれの家の後継者として扱われる。
ラングは多少不満だったが、自分の下半身に自信が持てないので渋々同意した。
そして、他の王族である…継承第二家はバーンの家である。

バーンの『マルシュ=ヴァイス・バルト大公家』はオーディエンス家に後継者がいない時に王位継承権を得る。
次にクラウディーヌと娘達は『マルシュ=キャスカイン公爵家』として王族に列せられるが、ヴァイス・バルト大公家の継承権が先で、大公家、王家の後継者がいない場合に第三家として王位継承権を得る。
最後はバルカ家である…ラングにとっては、身内以上の身内と言える家で、彼はマニシュ達に何としても報いたくてバルカ家を王族に加える事を強く主張した。

流石のシュザクも、王位継承第四家として、認める事を許さざるを得なかった。
バルカ家は『マルシュ=バルカ公爵家』として王族に列っせられ、エミリアとカタリナのこれから産まれてくる子供達が公爵家を継ぐ事になる。
勿論、ラングの子供を産むとの条件付きだが…
これが、オーディエンス王位継承家で、この家以外の継承者は認めないと言うのが決められた。
因みに、マニシュ達バルカ家の奴隷達も王族にとラングが言い出した…勿論、全員固辞したが、ラングは強く主張して譲らなかった。

シュザクもいい顔しなかったが、ラングが彼女達を大切にして報いたい想いは理解していた。
それで折衷案として彼女達に名誉的な称号を送る事を提案したのだ。
「マニシュ、ナリィ、エスカリィーナ、エレノアは俺の母親同然だし、シーラ達は妻だと思ってるぞ…それに報いて何が悪い!」
かなり子供みたいなムクれ方をするラング。
「考えてもみよ…マニシュ達は報いられる事より、ラングの奴隷でいる事を選んだのじゃぞ…想いを解ってやれ…」

ムクれラングをやれやれと宥めるシュザクであった。
「あ〜わかった、その話は止めるよ。それにまだガルロア帝国とも決着は付けないと駄目だしな。」
シュザクの説得で何とか落ち着いたラング。
「そうじゃ、今オーディエンス準大陸は平和じゃが、直に大艦隊が来るぞ。それで妾は明日、使者としてケシュマル王国へ向かうが…ラング、お前はちゃんと仕事をサボるな。そして、勝手に城を抜け出して遊ぶな。そして、おなごと無暗にやるな……もっもしも、約束を破ったら地獄のフルコースじゃぞ〜」

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