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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 21

彼女は23歳…大人しく小柄で真面目だが、以外と感情豊かである。
総監の中で最も知略に優れ、シュザクの信頼も高かったが、彼女も最近妊娠が発覚したばかりである。

その更に横が、海兵総監のクラウディーヌである。
彼女は夫が大陸軍に殺された経緯で海賊になり、補給任務や後方撹乱などで活躍…オーディエンス近海を知り尽くした巧みな操船術で勝利に貢献してきた。
30歳、既に子持ちだが、今はラングに惚れてその子供をお腹に宿していた。

海の女らしく、健康的に日焼けした活発な女性である。

軍を支える3人に対して、政を支えるメンバーは、解放軍の軍師であり、類い稀なる知略で祖国解放に導いたシュザク…宰相に任命される28歳の美女である。

そして侍女長であり、城の雑事を全て引き受けるマニシュ…40歳前には見えない若々しさと母性溢れる超乳美女で、ラングの母親代わりをしてきた女性でもある。
彼女は解放軍蜂起からみんなの纏め役で、首輪を付けてからも全員から信頼されている存在である。

その隣にいるのは、財務尚書のエミリア。
ラングと同い年の幼なじみの一人で、童顔の可愛らしい女性…解放軍では会計と補給を担当し、解放軍を財政面で一度も苦労させる事が無かった。
その為、『祖国解放の一番の功労者』とシュザクから絶大な信頼を得ていたが…彼女も妊娠組である。

そして最後が諜報官であるカタリナ…シュザクの片腕的存在の少女である。
18歳の彼女はかなり内気で無口な性格だが、シュザクが驚く程の謀略家である。

諜報活動や裏での数々の謀略活動は彼女が立案した物が多く、中には彼女自身が身体を使ってやったものもある。

この7人が解放軍以来の幹部であり、多少妊娠騒動で腹立たしい部分もあるが、昔からシュザクが信頼して話せる相手である。
一応、彼女達は妊娠しても職務を遂行する意思があり、多少そのお陰でラングの書類は減っているが、それでも彼女達の妊娠は国家運営にかなりの痛手だ。
勿論、様々な議題と共にその話題も出る。

「…しかしね、妊娠程度でアタシ達を外そうなんてどういう了見?、宰相閣下は」
妊娠の話題に及び、マリオンは大きくなったお腹をポンポンと叩きながらシュザクに向かって言う。
流石は妊娠しても戦場を駆けた女傑ぶりである。
ただ、戦場では見事な指揮能力を発揮する彼女も、ラングと同じく書類などの雑事は全く向かないタイプで…シュザクも『そこまで大きくなった腹で戦場に出る気か?』と溜め息交じりに扇子を額に当てる。

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