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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 20

その後…
初日の訓練でフラフラになったアウローラは、シーラに支えられるようにして浴場に連れて来られた。
道中、メイドについての説明を聞きながら、多少個人的な事も教えて貰う。
基本的に、幹部クラス以外の普通のメイド達は常に同じ所属のメイド二人一組で行動し、仕事だけでなく寝食も共にする。
毎日仕事始めに組み合わせが決まり、二人で仕事に当たり、食事や休憩や風呂も一緒…勿論、ラングへの奉仕も二人一緒である。

夜のお勤めが無い場合は、一つのベッドに二人で裸で抱き合って寝る事になるが…首輪の力で淫乱化されているメイド達は、二人で身体を慰め合う事になる。
これは、毎日ラングが相手できる訳でなく、しかし淫乱な身体を持て余す奴隷メイド達の為に考えられたシステムで…余りに欲求が溜まり過ぎた場合は、(余程の事が無い限り)二人で仕事を中断して性欲解消しても良い事になっていた。
こうやって身体を重ね合わせる事で性欲をある程度解消でき、メイドの同士の仲も良くなる効果も出ていた。

それ以外に彼女が聞いたのは、ラングとシーラが24歳であると言う事…22歳のアウローラとそんなに歳が離れていなく、自分が思っていたよりも若い事に驚く。
そして、生き残った解放軍幹部も殆どラングと同年代ぐらいだと言うのにも驚いた。
大陸軍の首脳は若手が余りいなく、殆ど中高年だっただけに彼らの若さには驚くしかなく、その若さが祖国解放のパワーになったようにアウローラには思えた。

色んな事に驚きながら、アウローラは風呂で疲れを癒している頃…

シュザクは会議室で今後の国家運営を幹部達と話し合っていた。
執務室で書類と格闘しているラングを除き集まったのは、解放軍蜂起以来の幹部達である。
大陸には無いオーディエンス最高の軍隊、『騎兵』を統括する騎兵総監マリオン。
馬に直接股がる事を蛮族の行為と忌み嫌った大陸軍と違い、幼少から当たり前に馬に乗っているオーディエンス人…だが、大規模な軍として騎馬が編成される事が無く、騎馬兵を軍として統率できたのは彼女と彼女の弟であるオルフ公爵の功績であった。

マリオンは25歳…解放軍以前は弟と共に馬賊だった彼女だけに、姉御肌の気っ風の言い女性である。
解放軍に入ったきっかけも、ラングに一騎討ちで負け…ラングに惚れて押し掛けた情熱的な女性であり、妊娠しながらも見事に軍の指揮を取っていた強者でもある。
もう軍服のお腹はかなり大きくなっている。

その横は歩兵総監パームシュフェルト。
大陸軍が誇り『無敵』と称された重装歩兵の密集戦法に『長槍歩兵』で対抗し、苦しい局面をよく耐えた名将である。

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