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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 145

バーンに仕えていたサキュバスのシェシェルの姉にして、バーンの兄ラングに仕えていたサキュバスのシリルが戻ってラングは大喜びであった。
「これで独立戦争時代のメンバーは揃ったのう。」
「シュザクさん、お久しぶりです。そうそう、服従の首輪の解除方法を調べておきました。」
ラングたちがいろめき立つ。
「それで、見つかったのか!」
「はい。」
だがシリルの口調はやや重い。
「?」
「どうしたのだ?解除方法が見つかったんじゃないのか?」
「はい。確かに見つかりました。ただ・・・・・。」
「非常に面倒な儀式が必要なの? 1人を解除するだけで国家予算の半分が飛ぶとかなにか問題があるのか?」
シュザクに問われて、シリルは答えた。
「いえ、必要予算と儀式の手間はさしたるものではありません。全員を解除するのに平民の1家庭の3ヶ月分の生活費ほどの額で済みます。」
「では何があるのだ?」
「はい・・・・。一部のお嬢様に酷な事を引き受けていただく必要があります。」
「酷な事・・・って、何?」
バーンが質問した。
「はい。実は、儀式において精液と破瓜の血が必要なのです。しかも・・・・」
「要するに儀式の時に処女を抱けってことか?」
「はい。ですが単なる処女では駄目で、父親とその実娘でなくてはならず、父親が一度、娘の中に出した精液と、破瓜の血を混ぜた液が必要なのです。」
「それって何だよ!無茶苦茶じゃないか!」
バーンが珍しく声を荒げた。
「申し訳ありません。」
シリルは深く頭を下げた。
「そして、その液で儀式を執り行う事で首輪を解除できるのですが、神前にて父と娘の性交を奉納しなくてはならないのです。」
「おいおい・・・・冗談・・・で言ってるようには見えんな。」
あまりの事に冗談だろうと言って流そうとしてもシリルの雰囲気を見て、ラングは言葉を引っ込めた。
「ハァ無駄骨だね……」
頭を掻き毟りながら、落胆するバーン。
「他の手がありますわ。これは噂ですが、メルディア教団の聖巫母から出る聖なる母乳を首輪に注げば首輪を解除出来ると魔界で聞いた事があります。」
「本当?」
考え込む様子で聞くシュザク。
「どうしてそっちを先に言わない!」
ラングが叫ぶように言った。
「何分・・・この方法は、本当かどうか裏が取れなかったので・・・。」

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