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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 133

「ルードヴィヒの爺相変わらず来るのが早いな。
次の戦地で、あのラングに倒されると言うのに悲しいのう〜」
顎鬚を摩りながら、ルードヴィッヒの登城を聞き嫌味な笑みを浮かべるアンリ。
「左様です。ですが、奴が死ねば閣下の障害は全て無くなりますね。」
ルードヴィッヒの悲惨な末路を予想するアンリに側近のウォーシュも同調しルードヴィッヒ亡き後の帝国内でのアンリの覇権確立に喜んでいた。

「まあ、話はそれ位にしてわしは出かける。」
「はっつ言ってらっしゃいませ。」
話しを切り上げたアンリは馬車に乗りソドムーア宮殿へと向かった。
アンリは皇太孫で外孫であるイグニス8世と、娘にして皇太子妃イザベル達の住む東の離宮に向かった。
ーソドムーア宮殿皇帝の部屋ー
「すまんなルードヴィッヒ、お前には色々と迷惑を掛ける。」
弱々しく病がちのイグニス七世は弟ルードヴィッヒ大公に今度の遠征に向かわせるのをすまないと謝っていた。
「兄上、気にしないで下さい。それよりも、早く元気にんなって下さい。皇太孫様は幼いのですから、兄上がしっかりなさらなくてはなりません。」
65歳ながらも頑健かつ壮健ルードヴィッヒ大公は弱々しい兄帝を激励する
「いや、わしがおらんでもお前とアンリとノイエ大公トマスがおれば大丈夫だろう。」
そんなルードヴィッヒ大公の言葉に対し皇帝はルードヴィッヒとアンリとアウローラの父親のノイエ大公がいれば大丈夫と気も弱気に言う。
「兄上、アンリを信任するのはお止め下さい。
あいつは国家を食いつぶす奸物です。今回の準大陸の反乱もあやつの悪辣なまでの搾取が原因です。」
それを聞いたルードヴィッヒは皇帝にアンリを排除を進言する。
「待て、それは出来ぬ。アンリの財務能力は秀逸じゃ。
それにあいつは皇太孫の後見人じゃ。
それはならぬ!!」
「申し訳ありません。出す来た真似でした」
アンリ排除に狼狽する皇帝にルードヴィッヒは謝罪する。

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