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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 127

それでもシュザクのコメカミをヒクつかせるのには十分だった。
「…全くっ!、奴らしい事よっ…で、妾から伝達すれば良いのか?」
「いえ、ラング様が自ら伝達するようですわ」
…どうせベッドの中でたろうよな
そう割りと簡単に出来る予想をしながら、シュザクは毎度の如く頭を抱えるのだった。


その頃、アウローラ達四人は街に繰り出していた。
奴隷メイドと言っても自由に私服も持つ事も許されるので全員が私服姿である。
一年通して比較的温暖なキャスカインでは、女性の普段着はかなり薄着である。

特に若い娘達は露出が多い服でアクセサリーを多く着けるのがファッションである。
独立してようやくファッションを楽しめる環境になったから、皆競い合うように思い思いのファッションを楽しんでいた。
だが、最初アウローラはそんなファッションについていけなかった。
首から下を晒さず過ごす帝国女性からすれば、準大陸の格好は下着のみぐらいの感覚だ。
身体もファッションの一部として見せる準大陸とは感覚が違う訳だ。
ようやくそれにも慣れてきたが、まだ恥ずかしさはあった。

そんな恥ずかしがるアウローラを無理矢理連れ出し、色々な服を着せたのはこの三人…
今日もまず彼女達が向かうのはキャスカインでも最先端のファッション街、『テラネア通り』…通りにはほぼ若い女の子達しか居ないぐらいで、ここで買い物やお茶するのが女の子達の楽しみとなっている。
いくら戦士とは言え、彼女達も女の子だ。
エルザやニーナだけでなくクラリスすら目を輝かせている。
アウローラも恥ずかしさ半分、興味半分と言った所だ。

キャスカイン王宮から出て静かな官庁街、文武官の居住地を越えて賑やかな下町に入る。
キャスカイン攻防戦の残る街並みも復興たけなわで、大工や様々な職人達の威勢の良い声があちこちから響いていた。
ここも例に漏れずほぼ女性ばかり…かつての弾圧や戦争で元々少なかった男性が壊滅的に減った為なのだが、活動的な女性達の働きがそれを補って余りあるぐらいだった。
彼女達は伝統的な職人衣装…サラシに褌のみの姿で威勢よく仕事している姿は、最初アウローラの度胆を抜いた。

彼女達の生き生きとした力強さもさる事ながら、ほぼ下着同然の格好でいる事も彼女には驚きだった。
特に準大陸独特の褌は、殆ど尻が丸出しの状態なので卑猥な下着に見えてしまう。
彼女達の誰もが恥ずかしがっておらず、数少ない男性も腹にサラシを巻いて褌一丁なので、これが当たり前だと言うのは理解できた。
それでも、やはり慣れぬアウローラはなかなか直視できないでいるのだが…
そんな建築現場の横の広場では数多くの子供が遊んでいて、大人が数人面倒を見ている。

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