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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 121

「あら、あれは……」
中庭に着いたアウローラは剣の鍛練をする先客に気付いた。
「ハッ!!ハア!!トゥッ!!」
先客はシーラであった。彼女の剣の振い方や型は無駄が無く一分の隙がなく美しく戦場の舞姫と言われるだけあって同性であるアウローラも見惚れるほどであった。
「あら、アウローラあなたも剣の鍛錬に来たの。」
一通り鍛錬を終えたシーラはボッーとしてるアウローラに気付く。
「・・・・・・・・」
しかし、シーラに声を掛けられてもアウローラはボウっとしていた。
それだけ彼女の剣を振るう姿は神話に出てくるヴァルキリの如く美しかったのであった。
「アウローラ!!どうしたの!!」
「ハッハイ!!!」
何度も声を掛けても反応がないアウローラが気になったはシーラは今度は大声で掛けながら肩を軽く揺するとやっとアウローラも気付いた。
「すっすいません、シーラ様の剣武が見事だったので思わず見入ってました。」
「そうなの。でも、そんなに畏まらなくて良いわよ。
少し相手してくれない。一人だと思うように出来ないから。」
シーラに気付かされたアウローラはシーラの剣技に見惚れてたのを話すとシーラは嬉しかったのか、自分の相手をしてくれと頼む。
「ええ、良いです。」
まだ朝の早い時間だけに、もう少し待たないとシーラが相手できる者は現れないだろう。
現状のアウローラのレベルでは、シーラの相手と言うよりアウローラの稽古と言う意味合いの方が強かった。
何時もながらアウローラは感心するのだが、シーラ程の剣技は大陸の男でも稀ではないかと思ってしまう。
少なくとも帝国士官の中でも剣は使える方のアウローラは、これまで稽古で全く敵わない相手に遭遇はしてこなかった。
男勝りの姫将軍として通ってきたのである。

それがまあ、準大陸で武装メイドになってからは、同じ女性にも敵わない。
しかも、彼女達はアウローラより胸や尻も大きく、俊敏な動きにはハンデとなりそうなのにアウローラより俊敏で、しかも大陸の男達にひけを取らないぐらい力強い。
元々、かなり女性の比率が多く、宮廷でも街でも男性の姿は少なく彼女達が生き生きと仕事や生活をしている所もアウローラにとって驚きだった。
温暖な気候も手伝ってか、女性達は豊かな肉体を隠そうとはせず、むしろ露出の多い衣装で積極的にアピールしている。

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