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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 120

「ママ一人で悩まないで僕、まだママから見れば子供だけど頑張るから。」
「バーン、ごめんね。私、この子を産むわね。」
「ママ大好き!!」
エレノアに頑張るから一人で抱え込まないでと言うとエレノアはバーンにごめんねと言い産む事を決心しバーンを抱き締める。
「これで一件落着ね。」
とっシェシェルは呑気に呟きながらテーブルの上にあるクッキーをつまむ。



その頃、キャスカインでは…
キャスカイン王宮の奥宮殿…ここはラングの私室エリアであり、奴隷メイド達の生活の場である。
戴冠式を間近に控えて政庁が慌ただしさを増しているが、ここは何時も変わらぬ様相であった。
そんな、とある朝…
メイド部屋の一室でアウローラは目覚めた。
昨晩は非番であり、夜伽は無かった。
それを寂しいと感じるのが、首輪の効果か本人の気持ちの変化なのか最近解らなくなってきている。
この状況に馴染んできたと言う事だろう…

微睡むベッドの上の彼女は一人ではない。
彼女に身体を密着させる少女…昨日のパートナーであったクラリスだ。
常に二人一組で行動する奴隷メイドは、その日のパートナーと寝食を共にする。
首輪によって淫らになった身体を慰め合うのも当然の事である。
今のアウローラとクラリスも裸で抱き合い、張り型で繋がったままだ。
本来は二人で性欲を処理しつつ、ラングのお呼びがかかる事に備えて体調を整えるのが奴隷メイドの心得なのであった。

因みに、クラリスはあの暗殺者姉妹に食ってかかった武装メイドで、アウローラとは元々仲が良かったが、あの一件があった後も彼女のアウローラに対する態度には全く変化は無い。
それが今のアウローラにとって一番有り難かった。
抱き合う彼女を見ながら、アウローラの口から自然と笑みが漏れる。
アウローラはこう言う事に、ささやかな平穏と幸せを最近感じるようになっていた。
ふと隣を見ると…隣のベッドではニーナとエルザと言う少女が繋がったまま寝ていた。
こちらも起きる様子はなく、ニーナの方に至っては寝言すら言っていた。

「むにゅにゅうぅ、もう食えないよ〜」
『ふふふ、二ーナ、楽しそうな寝顔ね。どんな夢を見てるのかしら。』
「さあ、顔を洗って朝の鍛錬でも始めましょうか。」
二ーナの幸せそうな寝顔をみて笑みを浮かべるアウローラはベットから降りると洗面所に行き顔を洗い身支度を済ますと朝の木剣を持って日課の鍛錬を行う為、中庭に向かった。
因みに彼女の非番は昨日と今日まである。



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