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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 116

「うん、エレママ何か様子が変だったからシェシェルお願いね。」
「任せてバーンの為ならお姉ちゃん何でもしてあげるわよ。」
シェシェルの登場でバーンはエレノアの様子と妊娠の真意が早く解ると確信しシェシェルに頼むとシェシェルは快く引き受けた。

バーンはシェシェルを伴い部屋に戻った。
一方、今回の騒動の主のエレノアは言うと。

「やっぱりバーンに妊娠した事は黙った方が良いわね。
今の大事な時期にあの子に負担を増やしたくないわ。」
エレノアは自分が妊娠した事を悩んだ末バーンに黙る事を決めた。
彼女に取ってバーンは愛しい男性であり息子である。
その彼の重荷に成りたく無いのであった。そして、彼女にはバーンに負い目があった。

その負い目とはエイベルスの虐殺の後、心ならずも難民キャンプで生活の為に体を売ってた過去を未だに引き摺っていた。
バーン自身は難民キャンプの頃は幼い為に全く覚えて無いため気にして無かったが、バーンへの想いが凄く強いエレノアは彼の負担に成るのを恐れていた。

これはシーラと同じく、この準大陸の未来を担う男にほれた女でなければわからない感情だ。
それもエミリアやパームフェルトのような、自分の幸せも他人の幸せも手に入れようとする人間ではなく、好きな男のためにすべてを犠牲にして尽くそうとする、いわゆる黒子のような人間でなければ。
かつて帝国がこの土地を支配していた頃は、恥も外聞も捨てなければ生きていけないことなんてざらにあった。
あの頃は生きるためという名目の元、それを実行することができた。

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