PiPi's World 投稿小説

ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 112
 114
の最後へ

ハーレム国家-建設編- 114

バーンはその確認を取るべく、仕事をやめて席を立った。

「ば、バーン?どうかしたの?」
「うん、ちょっとトイレに行ってくるよ」

もちろんうそである。トイレにかこつけて家族の確認を取るつもりなのだ。
―――エレノアが妊娠したのかどうかを。
バーンはエレノアにトイレに行くと言うとそのまま、
エスカリィーナの仕事場に向かったエスカリィーナなら、エレノアが妊娠してるのを知ってると思ったからであった。
「あら、バーンそんなに慌ててどうしたの。」
「あ…シェ、シェシェル。」
バーンがエスカリィーナの所に大急ぎで行くと背中に黒い羽を生やし扇情的なボディースーツを着たバーン好みのグラマーなサキュバスの美女が走るバーンを抱きかかえた。
シェシェル、元は姉シリルと共に独立戦争の頃、ラングが資金稼ぎに遺跡の探索をして見つけた魔導書を興味本位で読んでしまい魔界から召喚してしまったサキュバスであった。
依頼もなく勝手に召喚された激怒した二人はラングから精を絞り尽くそうとするが、シェシェルは重度のショタコンでラングの側にいたバーンを気に入り手を付けようとした。
結局シリルとシェシェル姉妹はラングとバーンに敗れ二人の性奴隷になったのである。

この二人を仲間に出来たラング達は魔導方面でも多いに飛躍したのであった。
因みにシェシェルの姉シリルは最終決戦時のキャスカイン攻防戦で深手を負い現在は魔界で療養中である。


「いつ帰ってきたの?シリルお姉さんの傷はもう大丈夫?」
「今日帰ってきたのよ。姉さんの傷もだいぶよくなってきたから、その報告に。
 それよりあわててたみたいだったけど、何かあったの?」

シェシェルの言葉にバーンは自らの甘さを痛感した。
エレノアを心配させまいと部屋を抜け出してきたつもりなのに、逆にその不安を表に出してしまっていたとは。
治世の英雄とは思えないミスであった。
バーンも人の子、というところであろうか。

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す