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ハーレム国家-建設編-
官能リレー小説 - ハーレム

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ハーレム国家-建設編- 113

「ええ、やだやだ…僕、疲れちゃったの〜
ママに甘えん坊さんしたいの〜」
「えっ、バーンちょ…ちょっと、ああ、あん…やあ〜
ソコッ。ダメッェ!!!」
しかし、エレノアの説得にバーンは全く聞かずエレノアにコアラの様にしがみ付くとエレノアの胸の谷間に顔を埋め尻を揉んだりする。

「バ、バーン…今日の仕事は書類一枚だから、しっ辛抱して…終ったら何でもして上げるから…お、お願い。」
バーンの抱っこ甘えん坊さんに悶えつつもエレノアはバーンの頭を優しく撫で宥める。
「う〜ん解った…じゃあ〜絶対だよママ。」
「ありがとうバーンは良い子ね。」
エレノアの宥められバーンは甘えん坊さん抱っこを止める。
ここら辺はバーンの母親代わりだけの事はある。
しかし今日のエレノアは何か様子が変だった。
妙にそわそわしている。
仕事中もしきりにバーンの様子をうかがい、唯一の出入り口であるドアをチラチラ見ている。
あまりの落ち着きのなさに、さすがのバーンも甘えん坊モードをやめて質問した。

「・・・ママ?どうかしたの?」
「い・・・いえっ、何でもないわ、気にしないで?」
「そう?ならいいけど・・・」

エレノアがそう言われてはバーンも引き下がるしかない。
しかしバーンはその反応で彼女に何かあったことを気づいていた。
普段は甘ったれのバーンだが、これでも準大陸の北部を任されるほどの見識の持ち主だ。
加えて政治的な手腕では兄のラングを超えている。
そんな彼が、エレノアの変化に気づかないはずがなかったのだ。
バーンは外見は気づかないふりをしつつ、エレノアの様子をうかがう。

(う〜ん、あの様子だとぼくとHしたくないみたいだけど・・・。
 ママにしてはめずらしいな。いつもはなんだかんだ言って甘えさせてくれるのに)

それはバーンの魅力とツボを心得た甘え方によるものなのだが。
自分の武器をわかってやっているあたり、見た目からは考えられない腹黒っぷりである。
バーンはなぜ自分とHしたくないのか、考えてみる。
自分が嫌いだからではないことを確信しているバーンは、すぐにピンとひらめいた。
しかし同時に大変な事態であることも理解する。
もしエレノアがバーンの考えどおりの状況なら、仕事なんてしている場合じゃないはずなのだ。

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