ダメ男再生学園 93
もちろん、下半身の動きもおろそかにはしなかった。
「ふあっ、胸も気持ちいい…全部、ぜんぶ、いいぃ…」
明日香がますます大きな声で叫ぶ。
「俺も、明日香、気持ちいいよ!」
「ねえ、好きって、言って…あぁ、なんか、縛るような…のじゃなくて、人として好き…とかでいいから…」
「ああ、もちろん…明日香、好きだよ!」
「私も…龍希、だあいすきぃ…」
お互いの愛を感じあう。
愛を感じながら、激しくぶつかり合う。
浴室内にパンパンパンパン、と俺と明日香の激しい行為を表す乾いた音が響き渡る。
「好き!すきぃぃぃいいいっ!!!!!!大好きっ!龍希ぃぃぃっ!!!!」
「明日香っ…行くぞっ!!」
「イって、イって、私もイク、いっちゃうっ!!!!」
それからしばらくして、俺は明日香の中に今日だけで何回めかの熱いものを注ぎ込んでいった。
さすがに、ちょっと体力を使った。明日香の上に重みをかける感じになってしまった。
「あ、ごめん、重かったでしょ」
俺は慌てて立ち上がろうとした。
「ううん、いいの。龍希に抱きしめてもらってると温もりを感じられてとても嬉しいの」
そう言って明日香の方から俺を抱きしめてきた。
しばらくそのまま過ごす。
「激しかったね」
脱衣所に戻ると先に出た若菜が身体を拭いていた。
体を拭いて、服を着ようとすると、服は無かった。確かに、ここに来るときにバスタオル一枚だけで来たから、無いのは当たり前だ。
戸惑っているのを読まれたか、若菜に
「また、バスタオル巻く仲間になるしかないじゃん」
とにこにこしながら言われた。
「じゃあ、私もそうしちゃおうかな」
後ろから明日香の声。