ダメ男再生学園 86
「あぁあああぁんっ!!!」
明日香が悲鳴を上げる。
隣の部屋に聞こえないかと心配になるが、ここで暮らしてるのは皆俺と関係してる(理沙さんを除く)から、たいしたことじゃないと思ってる…と信じよう。
明日香の中に突き入り、すぐに腰を激しく前後させる。
「んっ、んあああっ、す、すごい!すごい!んああああっ!!!!!」
明日香は全身をビクンビクンと仰け反らせる。
そのまま腰を振りながら明日香を抱きかかえて一度密着し、つながったまま二人で起き上がって向かい合ってキスしまくり、それから俺が下になって明日香が俺の目の前で胸を揺らしながら、叫ぶような声を上げながら、前後左右上下に動いていく、とか、俺達は昨日の晩のいろいろなことを復習するかのようにお互いを貪りあった。
気が付くと明日香が気を失ってしまっていて、俺もかなりの体力を使ってしまいベッドから起き上がれないほど疲れ果てていた。
まだ朝ご飯も食べていないのに…
「おーい、明日香ぁ、龍希ぃ、何やってんだー」
ドアの外からは未奈美の声。
「すまん、未奈美…」
「うん、バッチリ聞こえてたよ。朝から元気だねふたりとも」
「……………」
「開けるよ!」
未奈美は、部屋の主の許可を確認する前に、鍵のかかっていないドアを開けた。
僕たちは、別に何も隠すような動作はしなかった。その必要もないと思ったから。
「シャワー浴びる?そのまま浴びに行ったら?」
「ああ、そうしようかな…」
さすがにやりすぎたかもしれない。こういうときだけ体力が漲ってやる気満々になるってのは男のダメなところ…それにしても疲れた。
「龍希はスゴいね」
未奈美がケラケラと笑って言う。
「明日香が一晩でメロメロになっちゃうんだから」
ベッドの上の明日香。気を失って俺が撒き散らした液体が全身にぶっかけられた状況だけど、その表情は幸せそうに見えた。