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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 81

 湯船の中で長い間触れ合ったあと、俺達は風呂から上がる。
 二人とも体を拭いて寝間着を着たあと、明日香は改めて俺に近づいた。
 そしてささやく。
 「ねえ、一緒に、寝てくれない?」
 「え…あ、うん、もちろん、いいよ」
 

………というわけで風呂から出たら明日香の部屋へ。
途中未奈美と美咲の2人に出くわし
「おっ、明日香ちゃんすっかりラブラブ?」
「当然よ。………龍希は、今夜は私のモノにさせてね」
「おっ…おう」

いつもと違う明日香の反応に煽る側の未奈美がビビっていた。

ついこの前は若菜の部屋、そして美来さんの部屋……自分の部屋ってあってないようなもんだなと思いながら明日香の部屋にお邪魔する。

 シンプルで、片付いた部屋だった。
 そう感じてすぐ、明日香は俺を抱きしめた。俺もそれに応えて腕を明日香の背中に回す。
 何回もキスして、数分間そうしたあと、明日香から手を離した。

 明日香は俺にベッドの淵に腰掛けるように勧め、俺が座ると明日香も隣に座った。

 「ねえ…」
 明日香はこちらを向かず、やや下を向いたまま言った。
 「父親の話、聞いてもらってもいい?」
さっきはあえて何も聞かなかったけど、明日香が自分から話したいのであれば…俺は黙って頷いた。

「うちの父親、自分で会社を立ち上げたりして仕事はすごくできるしお金もたくさん稼いでた。でも、人としては、大嫌いだった。いっぱい怒られたし、暴力も受けた」

 「そうなんだ」
 「逃げ出したかった。でも、母親も逃げ出したかったかど私のために耐えてくれていた…それで、ある時、母親がこっそり、この高校を受験するように、勧めてくれた。それで、ここに来ることができた」

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