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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 68

驚きの声と表情の一同を前に、美来さんは少し恥ずかしそうな顔をする。みるみるうちに頬が赤く染まっていく。
俺だって恥ずかしい。まさかこんなに驚かれるとは。

「よかったわね」
その中で一人平然としていた理沙さんが穏やかな声でそう言った。

「はい」
美来さんがはにかんで、頷いた。

「さ、みんな冷めないうちにご飯食べてね」
理沙さんがそう言うと、慌てたように皆が箸を持つ。

 「浅木さんが…いきなり、そうするって、思わなかった」
 沖さんが食べながらそう言う。  
 「何?先越された、とか?」
 未奈美がさっきのニヤニヤとほぼ変わらない表情で言う。
 「えっ、先、とか、何よ」
真っ赤に頬を染めながらご飯をかき込む沖さん。普段のしっかりした冷静な委員長の顔じゃない。
しかも完全に焦りまくってむせた。理沙さんからお茶を受け取り落ち着きを取り戻そうとしてる。

「イイことじゃん」
若菜が味噌汁を一口飲んで、ニヤつきながら俺の顔を覗き込む。
「そんな一大事なのか」
「浅木さんって、正直よくわからない人だったからね」

 ふと美来さんの方を見る。
 やや孤立しているように見えることは昨日の晩と変わらないが、昨日のように全然話していない訳ではなかった。

 俺はホッとして視線を元に戻す。

 「じゃあ、今日の龍希君とのお風呂は、まだヤッてない明日香と陽菜で決まりかな?」
 未奈美が(もしかしたらその前の話があったのかもしれないが)俺から見ると脈絡なくそう言い出した。

咄嗟に俺は2人の方を向く。
込山さんは少し照れながらも笑顔を見せてくれた。一方の沖さんは頬を赤く染めて視線を逸らしてしまう。

「えーと、よろしくお願いします、大先生」
「どういうこと?」
「うん、まあいろいろ」
込山さんは満更でもなさそう。

「明日香もだからねぇ」
「……………マジで?マジなの?」

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