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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 7

女の人とは初体験だったが、それがこんなに素晴らしいなんて……
俺は、射精を続けながらそう思っていた。
愛しくて愛しくて、貫いたままの愛美さんをさらに抱きしめる。
やっぱり女の子は抱きしめていても柔らかい。

「まさか女の人とこうなれるなんて……」
「お互いに初めてを捧げあえて、よかったわ」

俺の感慨に愛美さんが答えてくれた。でも俺は嬉しかったけど複雑な表情をしていたと思う。
俺の場合、初めてと言っていいのだろうか…?

「う、うん……」
「どうしたの?」

迷いが顔に出ていたらしい、愛美さんが不思議がる。
…………これを言ってしまって、いいのだろうか……
すると、愛美さんは俺の目を見つめながら、しっかりとした口調で言った。
これなら大丈夫かと思い、俺は意を決して話すことにした。

「何かあったのね。私でよければ、言って欲しい」
「実は……前の学校で当時の先輩とセックスさせられたことがあるんです」
「えっ、それって……男の人と……よね?」

その時の俺の表情は、とても暗く悲しいものだったろう。驚く彼女に、俺はただ頷いた。

「ごめんなさい……聞いてはいけなかったわね」
「いえ……誰にも言えなかったんです。愛美さんなら、大丈夫だと思って……」

その後は、言葉にならなかった。
胸の中を、猛烈な感情が駆け巡る。いつしか視界が潤み、ぼやけて…

「大変……だったのよね。辛かったのよね。もう、そんな思いは、しなくていいの」

繋がったままの愛美さんの胸の中で、俺は思いっきり泣いた。
泣き続ける俺を、愛美さんは文句ひとつ言わず優しく抱きしめていてくれたんだ。



それからどれくらいの時間が経っただろうか。
俺はずっと愛美さんの胸に顔を埋めて泣いていた。

「大丈夫?」
「すみませんでした……大の男がこんな…」
「いいのよ。それだけの辛い思い、ずっと打ち明けられないでいたのよね」
愛美さんは優しく俺の頭を撫でてくれた。

もう思い出したくもない、記憶から抹殺したい、鍛錬と称してしごかれたあの日々。
俺はある先輩に目を付けられていた。
ちょっとした失敗から連れていかれ、罰として受けをさせられ貫かれた。
男性の心を折り、屈服させるにはこれって一番凶悪かつ効果的な方法なんじゃないかと思う。
それくらい辛かった。
俺自身もそっちの指向の別の先輩に望まれ、攻めをもさせられた。
そちらは言わば愛人だった訳だけど、やりたくは無かった。

心折れて廃人になりかけてた俺は、結局自殺未遂で入院。

まあそれ以外にも前の学校ではいろいろ着いて行けない事が重なって、結局は両親にも相談出来ずに自殺を選んでしまったのだが…。
男同士のそれは童貞卒業にカウントしなくていいと愛美さんが諭してくれたのですごくホッとした。

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