どちらからでもなく、自然と顔が近づき、唇が重なる。
互いに抱きしめあい、互いの体温を確認し合うように、長く、深く。

「んンッ…はぁあっ」
和智先輩は蕩けそうな瞳で俺の方をじっと見つめる。

「もっと、激しく、したい？」
「はい…でも、一番は先輩を痛くさせないことです」
「私は、もう、大丈夫だから。あとは君の好きなようにしていいよ」

「じゃあ、動いても…」
「いいよ。私も、動くから」
「はい」

お互いに初めてで、まだぎこちない。
それでも互いの肌の、そして中の温かさを感じながら、ゆっくり腰を動かし確かめ合いながら愛情行為を深めていく。

「ンッ…あぁっ…くっ、あはっ、んはぁあっ」
「先輩、無理だったら言ってくださいね」
「大丈夫。もう大丈夫だから、もっとしてもいいよ…あと、名前、呼んで」
「えっと…」
「愛美（めぐみ）」

「愛美さん、俺……」
「あっ……」

興奮していたのは俺だけでなかったのだろう、名前呼びされた愛美さんの顔の赤みがさらに増幅された。でもそれは、興奮というより恥じらいといった感じで…
素敵だな……と思い、お互いに動きを止めたまま、見つめあう。俺の心臓の鼓動がバクバクと聞こえてくるようだ。
正直言って、処女の愛美さんの中は結構キツい。もしかするとあれよりキツいかもしれない。

「ねぇ、そろそろ……」
「そうですね、いきますよ」

向かい合って俺の上に跨ったまま、恐る恐る問いかけてくる愛美さん。
その姿はとても可愛くて、俺は逸り立つ気持ちを押さえ、努めてゆっくりと腰を突き上げた。

「きゃっ、はっ、あっ！」
「んっ、んっ！」


痛みか、快感か、愛美さんは俺がゆっくり動くと控えめに喘ぎながら顔をしかめる。
できるだけ負担を少なく、と考え、彼女に顔を接近させ唇を重ね、優しく抱きしめながら愛美さんの中に自らを抽送していく。

「あっ、あっ…んっ、んっ」

しばらく続けると、愛実さんは頬を紅潮させたまま、トロンと蕩けたような表情になった。
彼女の口から洩れるため息も、ほとんどが甘いものに変わっていた。

俺もどんどん気持ちよくなって、蕩けた愛美さんを何度も突き上げる。
二人に挟まれてひしゃげた、おっぱいの柔らかく温かくもっちりした質感。
女の子らしい柔らかい肉付きの体を抱きしめていると、とても幸せだ。

「やぁぁぁ、いい、いいのっ！」
「俺もですっ、俺も」

こみあげる快感が、もう爆発しそうだ。
何度も突き上げながら、彼女の背中を撫でさするようにしていた。

「も、もう、ひゃああっ！！！」
「ううっ！」

びゅびゅびゅっ！！
彼女もイったらしく、俺を強くきゅきゅっと締め付けてきて、耐えきれず彼女の中に精液を吐き出す。

「はぁぁ……素敵ぃ……」
「愛美さんもです……」