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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 57

 そう聞いて、ふいに俺の頭に、年二回臨海部で開かれるという創作物の大規模な即売会のことが浮かんだ。どんなものなのだろう?とは思っていたけど、これまでその方面には全く縁が無かった。
 今、そういう創作をやっている人がすぐ近くにいるんだ…
 湯窪さんは俺がちょっと興味を持ったことを感じ取ったようだった。

「まあ、気になったら見学してみる?うちは男の子も大歓迎だよ」
「ああ…」
まったく興味がないわけじゃないけど、こんな大の男がやってきて受け入れられる部活なのかという不安はある。

「三野瀬くんが来てくれるなら、嬉しいかな」
須川さんがニコッと笑う。
可愛い笑顔と、大きく弾んだ胸に視線を奪われた。

 俺は応じることにした。
 昼食を食べ終わって、俺たち四人は文芸部の活動場所に向かう。
 俺たちは、この校舎から離れ、階段を上り、と歩いた。すんなり行ける場所ではなかった。
 「随分遠いね…」
 「私たちそんなに歴史ある部じゃないからね」

気が付けば反対側の校舎棟で、かなり端の方に部屋に来ていた。
「ここなんだよね」
「遠かったな」
「部としての実績が出ればもっと近くに移動できるのかな、なんて思ったり」
「部長が優しすぎるんだよね」

3人とも口々に言うが、部活自体は楽しいモノなのだろう。
湯窪さんがドアを開け、俺はそれに続いて中に入る。

 ドアの音に、座ってパソコンに何か打っていた人がこっちを見て、立ち上がった。
 茶髪の長い髪の、女性。
 「湯窪ちゃん、その男子、新入部員?」
 「ていうか、見学です…あ、三野瀬君、部長の、神崎モニカ先輩」

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