PiPi's World 投稿小説

ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 45
 47
の最後へ

ダメ男再生学園 47

「はい」
タイム計測はもちろん、授業自体もこの時点で止まる。
俺は榊さんの反対側に立ち関口さんに肩を貸す。
右ひざを擦りむいており、出血している。また、左足が痛むのか足をつけると苦しそうな表情をする。

「大丈夫?」
榊さんが尋ねる。
「ぅ……うん………」
関口さんの声は小さく弱弱しい。とても大丈夫には思えない。

「榊さん、保健室は」
「そっち。外から入れるドアもあるよ」

榊さんが関口さんに肩を貸したままドアを開ける。

「あら、どうしたの………って、怪我してるわね、そこに座らせてあげて」
茶髪のセミロングの、山岸先生に負けず劣らずの、豊かな胸を持ったお姉さんがいた。この人が保健室の先生か…

「三野瀬くん」
「うあっ、ごめん、関口さんもごめんっ」
思わず関口さん担いでたのも忘れてた。慌ててお姉さんが用意した椅子に座らせる。

すぐに関口さんの治療に当たるお姉さん。その姿を榊さんとともに眺める。

「保健室の浜名綾先生。何かあったら三野瀬くんも頼ったらいい」

 「うん」
 俺と榊さんは座って待つ。
 浜名先生は関口さんを問診し、応急処置をしていく。
 そして、浜名先生は言った。
 「念のため、病院に行った方がいいと思う。タクシー呼ぶから、申し訳ないけど、昇降口まで支えていって」

「わかりました」
榊さんと共に、関口さんの肩を支え保健室を出る。昇降口には校舎の中を通った方が楽だ。

「先生、ありがとうございました」
「いえいえ。君も、何かあったらいつでもいらっしゃい」
浜名先生は俺に向かって優しく微笑む。
……榊さんいるし、あまり意識しちゃダメなんだけどなぁ。

 俺たちは昇降口へと歩き出す。
 関口さんは応急処置の甲斐あって来るまでよりずいぶん楽そうに見えた。
 「大丈夫?骨折とか?」
 榊さんが関口さんに聞く。
 「多分大丈夫と思う、けど、それも含めて、病院で検査」

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す