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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 46

 "誰が一番だっただろう?"
 ここからではよくわからない。
 走っていった人はあとでしばらく休んだ後記録員になるらしく、向こうで座っていた。そのかわりにさっき計測員だった出席番号後ろの方の人が何人かこっちに来た。
 「誰が一番だったの?」
 俺は最初に来た、脇本由梨さんに聞いた。
 「栞ちゃん」

 「香川さん、北口さん、北見さん、木村さん、込山さん…」
 もう次の5人、香川和泉さん、北口美代さん、北見あさみさん、木村玲奈さん、そして込山さん、がスタートラインに並んでいた。

込山さん以外、全然話をしたことのない人ばかりだ。
クラスでも目立たない印象の女子4人だが、もちろん可愛いし結構スタイルもいい。

「位置について、よーい…」

スタートが切られる。
最初は横並び。しかしすぐに一番内側のコースの香川さんが突き抜けた。
そのまま圧倒的な速さで駆け抜けていく。

「すごいな、彼女」
「陸上部期待の新星って言われてるんだよ」
湯窪さんが言う。

 続いて、今野香奈さん、榊 尚さん、須川弥生さん、関口歩さん、そして橘さんの5人が走る。
 この組も橘さん以外は話したことがない。何でまだ話したことがない人のフルネームまで分かるのかと言われるかもしれないが、沖さんが体育が始まる前に名簿を渡してくれたから。多分出席番号順に走ることを知っていて名前と顔を覚える機会にしてほしい、ということだろう。

橘さんは走る前に「あんまり足速くないから、そんな見なくていいよ〜」なんて笑っていた(それより気になるのは別の部分なのは申し訳ない)。
この中では榊さんが頭一つ背が高い。もしかしたらエマくらいあるんじゃないかと思う。

「よーい、スタート!」

若干関口さんが出遅れた。
半分過ぎで橘さんが遅れ、前は榊さんと須川さんが少し突き出た。

ゴール後にアクシデントが起こる。
関口さんは足がもつれたのか転んでしまい、今野さんはどこか痛めたのかゴール地点でうずくまってしまった。

 この事態には、スタートライン側の全員がゴールライン側に駆け寄った。もちろん俺も向かった。
 関口さんは上半身は起こしたが、かなり痛そうにしている。
 「じゃあ、私、保健委員なので、保健室連れて行きます」
 榊さんが走ったばかりではあってもそう言って関口さんの右側に駆け寄り、肩を貸した。でも、片方支えられただけではまだ歩きづらそうだった。
 「三野瀬君、手伝って」
 山岸先生の指示。

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