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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 45


「ちょっ、エマ、近い、近いって」
グイッと顔を寄せるエマに俺は思わず後ずさりする。
「莉花、今なんて言ったの?」
「ん?三野瀬くんがね…」

橘さんもはっきり言っちゃうんかいっ。
ヒソヒソと俺の目の前でエマに耳打ちする橘さん。ああもう、ニヤニヤしちゃって…

「そう……私だってリューキとしたいよ……」

エマの明るい笑顔が、急に変化して赤面しながらこっちを向いて。

 「それで、ヤったの?」
 改めて、橘さんは耳元で言う。エマも聞き耳を立てる。さっきの話で、もう二、三人、近づいてきた。
 「え、あ、うん」
 「ええっ、やっぱそうなんだ。私もあそこ住んでればよかった」

 「はい、休憩は終わり!」

橘さんがそんなことを言ったと同じくらいのタイミングで、山岸先生がパンパンと手を叩いてみんなに指示する。

「三野瀬くんは運動は得意な方かな?」
「まあ、人並みには」
「今日は100m走のタイム測定をやるんだ。来ていきなりだけど大丈夫?」

 「ええ、さっき走ったし大丈夫と思います」
 「じゃあ、よかった」
 山岸先生は向きを変え、
 「はい!出席番号順に5人!青山さん、浅木さん…」
 浅木さんはここでも体操着を短パンに仕舞わない着方をしていた。もし、昭和のようにブルマだったら「はいてない」ように見えただろう。
 この5人には沖さんも入った。

「位置について、用意……」
山岸先生が首にかけていた紐についたホイッスルを吹く。
浅木さん、青山さん、沖さんらが全力で駆け出し向こう側のゴールを目指す。

最初は5人横並びだったが半分過ぎたところで浅木さんが遅れ、さらに沖さんも失速。残る青山さんと今津杏奈さん、植松恵さんの3人が競り合った状態でゴールに駆け込む。

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