ダメ男再生学園 38
「あ、あっ、すごい、龍希くんのが、お腹の中に、届いて…ん、んんっ、あ、あんっ」
若菜の身体が小刻みに震える。
俺は前傾姿勢になって若菜とより距離を近づけ、自身の抽送を少しずつ早めていった。
「あっ、うあっ、それ、いい、気持ち、いい…」
切ない表情で俺を見上げる若菜。
繋がった先がいっそう締め付けられた。
俺は耐えた苦しそうな表情を見せないように努めて前後動を続けていく。若菜の喘ぎ声も激しくなっていく。そのうちに、俺の限界が近づいてくる。
「若菜、イクよ!」
「うれしい!龍希君気持ちいいんだ!」
俺は急ぎ前進させていた部分を抜こうとした。でも、その後発射した液の半分は若菜の中に入った。
放出している途中で引き抜くと、精液が若菜の顔めがけて勢いよく飛んでしまう。どっちにしても中途半端で若菜には悪いことをしたかもしれない…
「ごめん、いろいろ…」
「うぅん、いいよ。これもセックスなんだよね。龍希くんとお互いに気持ちよくなれて、ホントよかった」
若菜はニコッと笑ってくれた。
「一度だけじゃなくて、また、何回もしたいな」
「俺も、かな」
ほっとして、俺は急に眠くなってきた。夕食後だけで立て続けに三回もセックスしたのだ。さすがに、疲れがでた…
「眠い?」
眠いのが顔に出ていたか。
「ここで寝ていっていいよ」
「ありがとう…」
若菜の部屋のベッドで寝かせてもらう。
「私もお邪魔するけどね」
隣にゴソゴソ入ってきたけど眠気が勝っていた俺は、そんなの気にする余裕もなく、意識を深い闇にダイブさせたのだった……
目を覚ますと、窓から眩しい光が差し込んでいた。
そうか、俺はあのまま…
「おはよー。よく寝てたね」