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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 31

 浅木さんは、椅子から立ち上がって自らもクッションを手にとり、俺の隣に、座った。ぬくもりが感じられるほど、近くに。
 「私…」
 浅木さんは俺に耳打ちするように小さな声で言った。
 「同じ学年でも、年はみんなより一個上なんだ。」

いろんな意味で身体が固まる。
浅木さんの言葉、密着した身体、吹き付けられた息。

「えっ、と、マジで………?」
「うん、マジマジ」
少しまた離れてニコニコ笑う浅木さん。可愛い。可愛すぎる。

「あの…なんで、その、1年間、空白の時間みたいなものが……」
思い切って聞いてみた。

「………………されたの。無理矢理」
「えっ」

 しばらく沈黙が流れた後、浅木さんは俯いてぽつりぽつりと話し始めた。
 「前の高校、共学の…」
 浅木さんは高校名を言った。
 「ええっ!そんな名門に!」
 夜に、思ったより大きい声を出してしまって俺は口を手で抑えた。
 「あ、いや、ごめんなさい。別に、意外とか、そんな失礼なこと考えた訳じゃなくて…」
 浅木さんはくすっと笑ったようだった。

「大丈夫」
浅木さんは優しい笑顔で小さくそう言った。
「確かに、すごく名門。私も合格できた時はすごく嬉しかった。でも、実際は違った」
それはすごくわかる。俺も名前だけはすごく有名な男子校にいたから。

「授業は退屈。空気も、居心地も悪い。私は……こんな感じだから男子の視線が嫌だった」
浅木さんは当時を思い出したのか、表情を曇らせた。

 「私は男子を避けてた。でも、男子に媚びてたような女子のグループもいて…これは本人たち否定してるけど…私のこときっと目障りで、その男子たちに…私を襲うようけしかけた人、私が一人になりそうな場所を教えた人、私がその日にそこに行きそうな時間を教えた人、がいた」

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