PiPi's World 投稿小説

ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

の最初へ
 27
 29
の最後へ

ダメ男再生学園 29

 大部屋に三人だけになって、誰言うと無く俺たちも部屋を出る。
 一緒に歩いても、やはり一度深い関係になっていると距離感が大いに違った。
 未奈美とは階段の前で、美咲とは部屋の前で、それぞれ軽くキスしてわかれた。

 さて、
 俺はちょっと気になる浅木さんの部屋のドアの方を見た。

「浅木 美来」

木製のプレートに可愛らしい文字でそう書かれている。
豊野さんとか、未奈美の部屋の前にも同じようなのがあった。理沙さんが用意したものなのだろう。

未奈美も美咲も部屋の中に入った。俺は廊下の、浅木さんの部屋の前で突っ立っていた。


不意に扉が開いた。
「!?」
浅木さんもものすごく驚いている。ヘッドホンをつけて、音楽でも聴いていたのだろうか。

 耳許以外はさっきと同じ姿、すなわち、穿いているか微妙。
 「くる?」
 浅木さんは辛うじて聞こえる小さな声で、そう言った。
 「うん…」
 僕は、そのドアの向こうに、ついていった。

 シンプルな部屋。
家具、ベッド、テレビとステレオ以外は特別変わった感じのない部屋。浅木さんもここに来て間もないのだろうか。

「浅木さんはお風呂行かないの?」
「私は…………一番最後でいい。最後に、ひとりで楽しむ」
ボソボソとそう言う浅木さん。まだ俺のこと警戒してるのかな…

 浅木さんはクッションを差し出した。
 「座る?」
 俺は勧められるままに座った。 
 浅木さんは椅子に座り、ヘッドホンを外した。
 このような位置関係だと、ますます下半身の、ロンTの下が気になってしまう…

SNSでこの小説を紹介

ハーレムの他のリレー小説

こちらから小説を探す