ダメ男再生学園 25
「うん、つらかったって、分かる」
美咲は手をゆっくり動かしながらぽつりぽつりと話し続ける。
「この学校に来て、この寮に来て、全然、そういうことなくって、ほんとに、よかった…それに、龍希君にも、会えて」
美咲はしっかり、前を向いて、俺の眼に向かってはっきりと言葉を続けた。
「もう、後ろ向いたりなんて、絶対にしない。生きることをあきらめるなんて、絶対に、絶対にしない。みんなが、龍希くんが、いるから、私は大丈夫なんだ、って…」
その声が掠れて、涙まじりになっていく。
俺は美咲の声を遮るように抱きしめ、唇を重ねた。
美咲は俺の思いに応えてくれるように、両手を俺の背中に回した。
俺達は、そのままどちらからともなく舌を絡ませはじめ、それは数分間続いていた。
美咲の方から唇を離していったとき、僕たちの舌はしばらくの間糸で繋がっていた。
そのあと、美咲は俺の背中から手を離して、自ら横になっていった。
横になった美咲にもう一度キスをして、そのあと両手で胸を揉む。
未奈美ほどではないけど、大きくて、柔らかい。
揉んでいるうちにてっぺんの突起が硬くなっていくのがわかる。指先でちょっと突くと、美咲はため息を漏らした。
「身体、熱い」
「もっと熱くなると思う。大丈夫?」
「うん」
美咲の綺麗な肌を感じながら、ゆっくり、じっくりと全身を撫でまわす。
そのたびに小刻みに身体が震え、美咲はため息を零す。
「ねえ…龍希君…あの、こんなこと言うと変かもだけど…」
「えっ」
俺は手を止めずに聞いた。
「なんて言うか、早く、それ、そう、さっきの…未奈美みたいに…」
美咲は、ためらいながらもだんだん脚を開いていった。