「俺も、すごく、未奈美とつながってる感じがしてる」
　進むモノを強く締め付けるその中。でも、きつくて進めない、という感じではなかった。
　引き続きゆっくり、慎重に進み、ついにその先端は一番奥に、たどり着いた。

未奈美はハァハァと喘ぎながら俺を見上げる。
その瞳はいまだに潤んでいるが、痛い、と言うことは全くない。
俺に向かって微笑みを浮かべてくるし、手を伸ばして繋いで、とアピールしてきてくれる。
俺もゆっくり未奈美の膣に向かって抽送を繰り返しながらその手に触れ、指を絡ませるように握り返した。

「ああっ、あぁあああぁああぁ……んんっ、んぁああっ！！！！」
「未奈美、すごい…」
「龍希の、龍希の、すごいの…お腹の奥まで、私、龍希のモノになっちゃってるよぉ…」

　俺はより大きく腰を動かし、未奈美の奥を突き続けた。
　「ああぁ、龍希、龍希ぃ、私おかしくなっちゃいそう…もっと、もっと、かき回してぇ…」
　「俺も、すごい気持ちいいよ…」
　俺は未奈美の要望に応えようと前後だけでなく上下左右にも動き続けた。未奈美は叫び続ける。
　ふと美咲を見ると、ずいぶん近くで僕たちを見ている。

さっきまでは未奈美を心配するような表情だったと思う。それが今は俺と未奈美の行う行為自体への興味に変わっている感じに思えた。

（美咲にも同じことしてあげるから、待ってて）

そう心の中で告げる。美咲が小さく頷いたように見えた。

「ああ、もうダメ！ダメ！何かきちゃう！龍希、龍希、あああああああっ！！！！」
未奈美が絶叫する。風呂の外に聞こえてないかなぁ…

　そして、俺もいつの間にかずいぶん大きく前後に動いていた。きつい締め付けの中、俺もそろそろ限界に近づく。
　「未奈美、俺も、イっちゃいそう！」
　「私も、来る！！」
　結合している部分に何か暖かいものが流れる。そして、俺は限界を迎え、結合部をはずそうとした。大きい分、多分液の半分は未奈美の中へ、もう半分は未奈美の腹の上に吹き出した。