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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 18


津野さんの左腕から手首のあたり。
遠くからでもはっきりわかる傷があった。
理沙さんや豊野さんの話していたことが脳裏を過ぎる。

「ん?」
津野さんがこっちを向いた。
慌てて視線を逸らした。見なかったことにしようか…
「入ろうか。西さんが待ってる」

 とりあえず傷は見なかったことにし、俺は最後の一枚を脱いだ。さっきの傷のことで少し縮んだが八割くらいは硬く上を向いたモノが飛び出す。
 俺はタオルでそれを隠しながら津野さんに続いた。

 浴室は思ったより広く、洗い場は五カ所あり、湯船は二人は軽く入れそうだった。

「うわあ、広いんだなぁ」
「でしょ?ゆったりできるから夜でなくても空いてるときにたまに使ったりする娘もいるよ」
「普段は二人くらいで入るの。今は特別かもね」

 俺達はかかり湯をしようとして桶を手にして椅子に腰掛けた。
 すると津野さんが俺の方を向いて、かなり驚いたらしく息をのんでいた。

「ちょっ……それ……」
「どしたの?ってこれ……すごい……」

 気づいた西さんも、直後に同じく驚いていた。
 俺の左右に西さんと津野さんが座ってかかり湯してるんだけど、俺の股間は座ったことでいっそう目立つ形でタオルを突き上げていた。
 何つーか……戦々恐々、興味津々って風で二人とも俺のを見ている。
 ものすごく気恥ずかしい。慌てて股間を隠そうとするが、二人から遮られた。

「ねえ、三野瀬くん……そんなに大きくなってて大丈夫なの?」
「男の人が勃起したときの大きさって、確か普通はもっと小さかったよね、こんなくらい……かな」

 西さんが13、4pくらいに両手の指を広げて長さを示す。

「こんなに大きいと男の人同士でないと無理だと思う」
「そうよね、みなみ……」

 その一言を聞いて俺は身震いした。転校前のあの忌まわしい出来事が頭に蘇ってしまう…でも、それは、知ってもらわないと、理解はしてもらえない。
 「あの、実は、冗談でも、それは、やめてもらえるとうれしいんだ」
 「えっ?」
 「実は、男同士、無理やり、ってことがあって、それは、忘れたいと、思ってて…」

西さんと津野さんは少しの間、身体を洗う手を止めた。
しばらく風呂場の中に沈黙が走る。

「ごめんね…三野瀬くんの気持ちも知らないで」
「いや、俺も…隠そうかどうしようか、正直迷ってた」

「三野瀬くんの傷も、忘れさせなきゃだめだよね」

津野さんが言った。

「えっと、私たちで、三野瀬くんのソレ、どうすればいいかな」
そう聞かれると、とっさに思い浮かべるのは愛美さんにしてもらったあの行為。

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