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ダメ男再生学園
官能リレー小説 - ハーレム

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ダメ男再生学園 15

思い浮かぶのは普段いろいろな意味でお世話になってる女優とかグラビアアイドルの顔。

「うーん…」

このまま何も言わず無視することもできない。印象を悪くさせたくないからな。

「優しくて可愛くて、あとちょっと胸の大きめで…いやそれはいいか」

ここにいる全員、条件満たしていそうだけど。

 最後の言葉を聞いてみなちょっと笑った。
 そして、空気が和んだ。

 「私たち、多分…みんな、三野瀬君に、近づきたいと、思ってるよ」
 沖さんがそう続け、他の子も肯定的な反応をした。

 「ちょっと相談なんだけど」
 今まで少し雰囲気から離れていた理沙さんが口を開いた。
 「お風呂『男子入浴中』『女子入浴中』って札を作らなきゃなあ、って思っていたけど、この感じだと、作らなくていいかな?」

一瞬だけ場が静まる。
沈黙を破ったのは西さんだった。

「いいと思いますよ。私たちみんな、三野瀬くんと仲良くなりたいと思ってるから」
「それはいいことだと思うわ。でもやりすぎちゃだめだよ。それと」
「それと…」

「独り占めはダメよ。交代制にするとか、ルールは作ってね」

……いったい何の話だ。俺は首を傾げたが、みんなは笑って納得していた。

 「今日は三野瀬君の歓迎会。みんな、遠慮しないで三野瀬君に話しかけて」
 理沙さんのその一言で、今まで黙っていた子も、順次口を開いて、和気あいあいとした雰囲気になった。

 「普段の食事はさっきみたいに静かじゃないの。みんな緊張してたかな?」

「なんかいつもと雰囲気が違ったから。三野瀬くんにはごめんだけど、やっぱり男の子がいるとちょっと構えちゃうところがあった」
込山さんが言う。
「普段はテレビついてるからねぇ」
西さんも言う。やっぱりそうだったか。

教室と同じような空気になってきた。みんないい子なんだ。俺も男女の壁なく普通に接すればいいんだろうな。
ただ、浅木さんだけは、変わらないな。ちょっと心配になるんだが…

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