しっかり育った立派な果実の、独特の柔らかさと重量、そして温度。もっと触りたい。
　この体勢だと僕は美来さんを見下ろすような視点に、美来さんは僕を見上げるような視点になって、上目遣いで見てくる彼女と視線が合った。
　気持ちの良い気恥しさ、というのか、突起への刺激にプラスした気持ちよさだ。
　舌で先端を転がしながら、美来さんは片手で僕の股間を握る。

「こっちももっと大きくなったね。逞しくて、おっきい」

　ふと、美来さんの手と舌の動きが止まる。どうしたんだろう？

「どうしたの？」
「ふふ、この逞しさが素敵だねって思った」

　（びっくりした…龍希君の触ってたら、これでなら妊娠させられても子供産んであげてもいいかなって思っちゃった……）
　
　何かをごまかしているようにも見えたけど、その時の僕は彼女がそんな事を想ってしまった事は知る由も無かった。
　
「美来さん、僕も…」
「うん」

　僕は美来さんのおっぱいに手を伸ばした。
　僕のお腹の上に乗っかった、美来さんのおっぱい。手を差し入れるようにして、下から包むように持つ。
　美来さんが僕の突起を舌でちゅるちゅると舐め転がし、手では勃起をゆったりしこしこと上下してくれている。
　美来さんの体重がお腹や腰や太ももにかかってくるけれど、重くないし全然嫌じゃない。もっと触れ合いたい。彼女の動きを邪魔しないように、僕も彼女のおっぱいに差し入れた手を動かした。
　柔らかくて、でも暖かくて、穏やかに揉んでいたい素敵なおっぱいだ。
　
「あん…それ、いい…」
「僕も、気持ちいい…」

　美来さんも、舌での愛撫の合間に声を上げる。

　こういう動きがどのくらい続いただろう。俺たちお互いの体から汗が吹き出し、もうどちらの汗かわからないくらいに混ざり合っていった。
　俺の股間もそろそろ限界になっていく。
　「美来さん、俺、もう、イキそう」
　「ほんと？」
　美来さんは舌の動きを止め、体を一度離していく。
　「あの、中に出して、いいよ…中に、出してほしい」
　そう言いながら、美来さんは俺にまたがり、俺の最大に膨れ上がった部分を自らの中へと導いていく。
　「ああぁ…すごい…」
　美来さんの中はもちろんすっかり準備ができていた。

「ああっ、もう、止まらないよ…」
そのまま俺の上でリズミカルに跳ねる美来さん。
初めて会った時からは信じられないくらい積極的な姿に俺も心を動かされる気持ちがした。

「凄く良い…お願いっ！君も動いて…っ！」

そう言われて俺も下から突き上げ始める。