隷属の指輪 15
「100万円なんて、生まれて初めて手にしたよ」
「財布から100万円を抜き取ってみな・・・」
「はいはい、解ったよ・・・えっ!!財布が札束でいっぱいだ」
めったに手に入る事がない大金を得て俺は舞い上がっていると。
財布から100万の札束を抜き取れとぶっきらぼうに婆さんは言う。
余りにぶっきらぼうで横柄な婆さんの物言いに俺は少しだけむっとしたけど。
我慢して100万円財布から、100万の札束を抜き取ったら・・・
直ぐに財布は100万円分の札束で厚ぼったくなった。
「これで自由に商品を買えるだろ。んで、何を買うんだい」
「先ずは魔眼のパワーアップから頼むよ。商品はその後で頼むよ」
「それじゃあ、目を瞑ってな。」
(うっ・・・・)
「はい終わったよ」
目を閉じると婆さんは俺の顔面に手を当てると眼の中で一瞬だけ強烈な光が発せられ。
少し俺は驚いたら、魔眼のパワーアップが終わったことを婆さんは伝えてくれた。
「今までの魔眼は一人一人に対して有効だったが、今回からはお前が魔眼を掛けたい人を目視している状態で、魔眼を発動すればそこに居る全ての人間を眠らせることが出きる様になったからな」
「分かった」
「それで他にあるか?」
「透視眼鏡だな」
「透視眼鏡か。あれを身に付けた状態で人を見ると、その人の服が全て透けて裸を見ることが出きる能力と、スリーサイズ、処女かどうかも表示される眼鏡だ。これは5000円だ。安いぞ」
「勿論購入する。それと、破瓜キャンセラー、排卵キャンセラーを購入する」
「破瓜キャンセラーは、女の処女を奪うときの破瓜の痛みが感じなくなるアイテムだな。排卵キャンセラーは排卵がされなくなるアイテムだ。これを購入した場合、お前のスマホに吸収され、スマホでオンオフが可能になる。値段は一つ5000円だ」
「最後に本当の効力を持った隷属の指輪だ」
「分かった。今取ってくる」
老婆はそう言って店の奥にある金庫を開け、一つの箱を取ってくる。
一目見た瞬間、その指輪が物凄い力を持っていると感じられる程、強力なパワーを放っていた。
「さて、これで全部か?魔眼パワーアップ料金500万、破瓜キャンセラー、排卵キャンセラー、透視眼鏡を合わせて1万5000、隷属の指輪1000万、合計1501万5000円だ」
俺は百万財布から全ての購入する金を取り、老婆に渡す。
老婆はカウンターに購入した商品を出して、俺は全て手に取った。
破瓜キャンセラー、排卵キャンセラーは俺のスマホに吸収され、スマホに排卵キャンセラーアプリ、破瓜キャンセラーアプリが表示された。
「それじゃあ婆さん世話になったな」
「おう。達者でな」
俺はそう言って店を出た。
「よしこれで学園にヤリ部屋が作れるぞ。明日は学園教師達を眠らせて、隷属の指輪を付けさせるぞ」
俺は翌日を楽しみにして、自宅へと帰宅したのだった。