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宮廷魔法騎士団、奉仕中
官能リレー小説 - ハーレム

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宮廷魔法騎士団、奉仕中 8

(このぼうやのこれは、これから何人の女を泣かせるのかしら)
女王セラフレアはカルドの頬にキスをして、目を閉じる。
先代のお婿様を眠っている間に脱がして、勃起したものをしごいたり舐めたりして、眠りを妨げたこともあった。
毎晩のように誰かを抱いていた先代のお婿様は贅沢三昧の暮らしのせいか、それとも精根尽き果てたのか宮廷に来て十年たたぬうちに亡くなってしまった。その過ちを悔やまなかった日は一度もない。
(今夜は見逃してあげましょう。もしぼうやがわたくしを求めてくる日まで待ちましょう、いつまでも)
魔力の強い女王の血統の者は、見た目はかなり若く、普通の人間よりもかなり長命なのだった。王女アイーレも見た目は少女だが、二十歳をすぎている。
お婿様になる資質を持つ者が女王一代の間に二人も現れることは稀であった。
お婿様は自分の娘と交わり、次の女王候補となる女を産ませることもあった。
王女アイーレが女王の地位に君臨する頃に、再びお婿様が現れてくれるとは限らない。今は添い寝で我慢する女王セラフレアなのであった。
翌日の昼前に、女王セラフレアのベットで目をさましたカルドをエステルが連れ出した。
女王セラフレアはもう私室にはいなかった。
女王の私室への隠し通路を把握している配下は参謀官エステルのみである。
おたがい恥ずかしさを感じて口数が少ない。カルドは女王セラフレアに誘惑されて、さらに欲求不満になっていた。
(エステルさんも、欲求不満なときは部下の人に慰めてもらうのかな)
カルドはエステルのうしろ姿、ぴっちりとした軍服のズボンのお尻のあたりが揺れているのをちらちらといけないと思いながら、目で追ってしまう。
エステルは鈍感なわけではないので、カルドの視線を感じていた。
(カルド様はやはり男性がお好きなのかしら、お尻のあたりをすごく見ているけれど)
エステルは書物で肛門に男性が性器を挿入して犯すことを知っていた。男性の性器を実際に見たことはないにもかかわらず。
「おなか空いてますよね、今朝は朝食をとらずに眠っていたのでしょう?」
「ええ、まあ、でも、思ったより腹ぺこではないかな」
エステルの治癒の魔法は効果抜群だった。
カルドは女王セラフレアにオナニーを咎められたので、食事のことよりも、これからどうしたらいいかをなやんでいた。
「そういえばアイーレ様や他の騎士の人たちはどこに?」
「早朝、北方の山岳地帯に出かけて行きましたよ。夕方にはお戻りになられる予定です」
「山に行ったんですか。ピクニックですか?」
「まあ、そんなところです」
その頃、王女アイーレと女騎士たちは地面に空いた巨大な大穴をのぞきこんでいた。
「アイーレ様、どこまで深く掘らせるつもりですか?」
「岩盤に突き当たれば掘れないから戻ってくるとは思うんだけどね」
巨大な芋虫型ゴーレムは掘った土を食べエネルギーに変換してひたすら掘りすすむ。人が十年かかっても掘れない深さまで。王女アイーレのゴーレム作成術の研究に宮廷騎士団の主要メンバーはつき合わされていた。

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