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宮廷魔法騎士団、奉仕中
官能リレー小説 - ハーレム

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宮廷魔法騎士団、奉仕中 17

参謀官エステルによる贋情報をつかまされたからである。
カルドではなく、ガルドという旅商人が旅の途中で拉致された。別人か、偽名を使った本人か、記憶喪失であるという噂もあった。
「そんな噂が流れているのですか」
女王セラフレアは参謀官エステルから報告を受けた。
カルドに噂の真偽を確認するべきかエステルが女王に伺いを立てた。
「どんな過去があろうとなかろうと、カルドは我々にとっては最後の希望。それは変わりません。過去の詮索は不要。ただし、カルドの宰相就任の告示は今は出さずにおきましょう」
「御意」
カルドは盗賊ヴァルドレンの最後の若い愛人という噂は気になるところではあったが。
同性同名の別人はかなりいた。
カルドという名の人物と会うたびに、マリーナが肩を落とす。
「ちがいます」
とため息をついて、キーラに言う。
(このまま、いっそう見つからず、ずっとマリーナと旅が続けられたら)
キーラは心の中でそんなことを思う。


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