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俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由
官能リレー小説 - ハーレム

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俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由 36

恵梨ちゃんに学園の施設を一通り教えてもらい、スタッフの方々に軽く挨拶しながら一緒にプールに向かう。

「優さんはこっちでお願いします」
「また後で会いましょうね〜」
更衣室で一旦別れ海パンを穿く。
サイズはぴったり、安心した。

「優さん、お待たせしました」
少し後に4人もやってくる。
皆学校指定のスクール水着姿だった。

際どいビキニ姿もいいけど、スク水姿もいいな。俺はすっかり見取れてしまった。
明日香ちゃんが顔を赤らめてうつむく。俺の海パン姿を見て、今朝の事を気にしてるのかな?

プールは既に多くの女生徒たちで賑わっていた。さすがはお嬢様学園だ。可愛い少女たちで一杯だ。

「テニスじゃ恵梨ちゃんにかなわないけど、泳ぎなら負けないから!」
藍ちゃんが張り切って言う。
「藍ちゃんって…そんなに泳ぎがうまいのかい?」
「うん。実は私、中1から高1までは水泳部にいたの」
「どうして、それをやめてテニス部になったわけ?」
俺は疑問に思って尋ねた。
「いくら頑張っても代表選手になれなかったし、恵梨ちゃんたちが高等部に上がったのをきっかけに、みんなで一緒にテニスをやることにしたの」

「私と真梨子は、初等部と中等部の時…新体操部でした」
藍ちゃんに続き、明日香ちゃんが話をした。
「でも、才能の限界を思い知って…やめたんです」
真梨子ちゃんも続いて話す。
「それで、私と真梨子は、高等部に上がった時、恵梨ちゃんと一緒にテニスをやることにしたんです」
「テニスなら、レジャーなんかで…みんなで一緒に楽しめますし…」

ただ仲がいいから同じ部活にいるわけじゃない。
みんなそれぞれ、挫折を味わってきたんだ。

実は俺だってそうだ。仕事のことだけじゃなくて…

「俺も高校までは野球部だったんだ」
「優さん、本当ですか?」
「ああ…中学までは4番でエースだった。そこで声がかかって私立の有力校に進学して。そこで壁を感じた。俺より上手い奴はいっぱいいるんだって…3年間で甲子園に行けたことはあるけど、結局ずっとベンチ入りすることすらできなかった」

「そうだったんですか」
「ああ!俺の実力なんてたかが知れてたんだ」

「でも、優さんならきっといい先生になれますよ。優さんって優しいし、むしろそういった経験があるからこそ、人の痛みがわかったり、思いやることのできる人になれると思います」
明日香ちゃんがそんなことを言ってくれる。
「そうよ!優さんって…女の子の心を癒すのがうまいし…。私たちも…優さんには…ずい分癒してもらってるわ」
真梨子ちゃんもそう言う。
「いや。俺のほうこそ…君たちにはたっぷりと癒してもらってるよ」
それは、彼女たちに対する俺の正直な気持ちだった。

「私も小さい頃、レオタード姿で華麗な演技を披露する新体操に憧れて、初等部になってから明日香ちゃんや真梨子ちゃんと一緒に始めたんです。でも、上達が悪くて、他の子たちにどんどん追い抜かれて、4年生の時…指導の先生から…諦めたほうがいいと言われたんです」
恵梨ちゃんが話をしてきた。
「母に勧められて、5年生からテニスを始めました。けど、そこも私より強い人たちばかりで、初めはなかなか勝てませんでした。高等部になった時、藍さん、明日香ちゃん、真梨子ちゃんたちと一緒にやるようになって、テニスが楽しくなりました」

恵梨ちゃんの意外な話に、俺は唖然となった。完璧お嬢様とばかり思っていた恵梨ちゃんにも、そんな苦い経験があったなんて…。

「今は…テニスをやってよかったと思ってます。みんなが応援してくれるおかげで頑張れるんですから」

恵梨ちゃんのそのセリフは俺を感動させた。恵梨ちゃんのテニスはみんなの友情の賜なんだな。

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