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俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由
官能リレー小説 - ハーレム

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俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由 35

「恵梨ちゃん、これは?」
「学校指定の水着と同じ色の男性用水着です」
「どうして…こんな物を?」
「学園には屋内温水プールがありまして、午後からは水泳部が使用しますけど、午前中でしたら自由に利用できますので、みんなで一緒に泳ぎましょう」
恵梨ちゃんはそう言った。
「そうね!午前中はみんなで泳ぎを競って、午後からテニスといきましょう」
藍ちゃんがニコニコしながら言う。

俺はその海パンを手にして部屋に戻った。

やがて、恵梨ちゃんたちが部屋に入って来た。
「優さん、お待たせしました!」
4人ともお揃いの服装をしていた。
「ひょっとして、それ…春桜学園の制服かい?」
「はい。春桜学園高等部の夏の制服です!」
恵梨ちゃんが満面の笑みで答えた。

そのスタイルは、白い半袖のYシャツに黄色のベスト、膝上10センチぐらいの水色のスカートに白のハイソックス、といったものである。

「いかがかしら?私たちの制服姿、素敵でしょう」
藍ちゃんが自慢気に言う。

さすが私立らしく、カラフルでおしゃれ感が漂う。
加えてスカート丈が結構短い。みんな足が長くてほっそりしていて、なんだかうらやましいなと思うのは…ちょっと違うか。

「まるで制服には見えないけどね」
「厚沢グループには独自のファッションブランドもありますから」
「へぇ…そうなんだ」

仕度も整い、俺たちは学園に向かうことにした。屋敷の前にスクールバスが止まり、俺たちはそれに乗った。

恵梨ちゃんたちが乗って来ると、
「おはようございます」
と、先に乗っている子たちが一斉に挨拶をし、それに対して、恵梨ちゃんたちも
「皆さん、おはようございます」
と、挨拶を返した。
バスの中はやや空いており、恵梨ちゃんたちのような高校生の他に、中学生や小学生らしき子らも乗っていた。

恵梨ちゃんたちの話では、夏休み期間中、運動部の合同練習は原則午後1時からだそうだが、熱心な子とか、大会や試合を控えている子などは、早くから出て来て練習に励んでいるらしい。

「さっき…恵梨ちゃんたちが乗って来たとき…みんな一斉に挨拶したけど、恵梨ちゃんってやっぱり…学園中の注目の的なんだね!」

「そりゃあ、学園の主たる厚沢グループのお嬢様だからね。しかも恵梨ちゃんはテニス部の次期エース候補、全国大会でも実績を残している有名人」
藍ちゃんがこっそり教えてくれる。
恵梨ちゃん、予想をはるかに超える才能の持ち主、恐ろしい子だ。

「しかし、今の理由はそれだけじゃないな」
「どういうこと?」
「今のあいさつは優さんに対するものでもあるはず。学園に男の先生ってのも実はあんまりないの」

「それってどういうことだい?」
藍ちゃんが説明する。 
「知ってのとおり、うちの学園って…幼稚園から大学まで一貫の女子校でしょう。春桜は男女交際禁止じゃないけど、青春真っ盛りの少女時代に…男子と触れ合う機会がない子が結構いるわけ…」

藍ちゃんの説明は続く。
「それに、春桜学園の教師って、大学を除くと8割ぐらいが女性で、あとの2割の男性教師は大半が中高年なわけ…」
「それが俺とどう関係あるんだい?」
「既に…若くて格好いい男の先生が新しく赴任するという情報が生徒たちの間に広まってて、きっと…みんな歓迎してるのよ!」

そんなふうに藍ちゃんと話してるうちに学園に着いた。
さて、恵梨ちゃんたちに学園内を案内してもらい、それから屋内温水プールで泳ぎ、昼食を済ませたらテニスといくか。

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