俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由 1
…昨日、会社を辞めた。
理由なんて言われなくてもわかってる、俺が弱い人間だって事、それが最大の原因なんだ。
いろいろ言いたいこともあったし、理不尽なことも納得いかないこともあった。
俺がそれに文句言える立場じゃなかったってこと…なんだと思う。
これからどうしよう。
あてもなく電車を乗り継いで、ちょっと遠くの海のきれいな町にやってきた。
いまさら実家には帰れない。
何とか次の仕事を見つけたいところだけど…それが厳しいのも現実で。
電車から降りて、駅を出るとすぐに真っ青な美しい海が広がる。
海水浴には絶好のお天気だしいい季節だが、平日の午前から遊んでいる奴なんてそんなにいない…
「最高!私たちしかいないんじゃない?」
「思う存分遊べますねぇ〜」
「じゃあいくよ、それぇーっ!!」
…まったくいないというわけではありませんでした。
閑散としたビーチで遊んでいるのは女子高生か、女子大生らしき4人。
まったく幸せな奴らだな…まあ俺もそんな時期があったけど。
こんなにいい日和だというのにまったくテンションの上がらない俺を尻目に、ビーチで遊ぶ女の子4人。
みんななかなか際どいビキニだし、結構…いや、かなりスタイルもいい。
飛んで跳ねて走り回ると胸がプルンプルン揺れている。
テンションは上がらないけど、股間だけは元気になりそうだ。
「それぇーっ」
「あっ、真梨子ちゃんどこに…」
「藍さんごめんなさーい」
楽しく遊んでいる4人。
若いなぁ、お肌ピチピチしてんなぁ、おっぱい大きいなぁ、お尻もいいなぁ…いや待て、俺はいったい何を考えてるんだ。
ビーチにその4人しかいないもんだから視線は嫌でも彼女たちに行くのだが…
「あっ!」
そのとき、風に乗ってビーチボールが俺のほうに向かって飛んできた。
「おっと…」
足元に転がってきたボールを拾い上げる。
「すいませーん」
そのボールを飛ばした女の子がこちらに向かって走ってくる。
ピンクのビキニの子と、一緒にやってきた花柄ビキニの女の子。
こちらに駆け寄るとその豊かな胸がまた揺れて股間に来る。
「ありがとうございますー」
ボールを手渡すと笑顔でそう言って、頭を下げてくる。
顔も声も可愛らしい子だ。
「ねぇ、せっかくだからお兄さん、一緒に遊ばない?」
後ろで構えていた黒ビキニの子…先輩らしき女の子がそう言ってくる。
「お、俺はいいよ…」
「ふふっ、そうかなぁ?さっきから私たちを見てなかったぁ?」
「え、あ、いや…」
4人の中では一番小柄なのだが、一番色気があるしこの中では先輩風。
ニヤつく笑顔に、俺にどうだといわんばかりに寄せて見せる胸…やめてくれ、これ以上されると…
「でも、お一人って珍しいですねぇ。今日は平日ですのに」
「君らだって同じでしょうがっ」
そこに割って入るもう一人…青ビキニの子。
少し抜けた感じがするが、ここは助かったというべきなのか…