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俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由
官能リレー小説 - ハーレム

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俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由 34

俺たちは浴衣を着ると応接間に戻り、みんなで冷えたウーロン茶を飲んだ。風呂上がりのそれは喉をすっきりとさせた。そして、みんなで明日も相談をした。

「明日はお弁当を作って、学園に行って、お昼にみんなで食べましょう」
恵梨ちゃんがまずそう言った。
「賛成!みんなで協力してお弁当を作りましょう!」
藍ちゃんもそう言った。
「優さん!楽しみにしててくださいね」
「うん。楽しみにしているよ!」
恵梨ちゃんに言われ、俺はますます明日が楽しみになった。

「そろそろ寝ようか。時間ももう遅いし、明日に備えないと…」
俺はみんなにそう言った。俺自身、もう眠くなっていた。
「そうですね。明日もあることですし」
恵梨ちゃんがそう言って、各自個々の部屋に戻って寝ることになった。俺は客用の一室を宛てがわれ、そこで寝ることとなった。

一人用の客間でもそれなりに広く、ベッドもフカフカだ。
そこに身を任せるとすぐに眠気がやってくる。

会社を辞めた時には、まさか自分がこんなことになるとは思えなかった。しかも美少女4人と出会って一線まで越えて…一大グループ企業の…

これからの俺の人生はどうなるのかな。
ただ一つ言えるのは、悪い方向には向かわないだろうということ。
そう考えながら、俺は眠りについた。


翌朝、俺は午前6時過ぎに目が覚めた。寝心地がとてもよかったせいか、すっきりとした目覚めだった。アラームが7時に鳴り、それからベッドから起き上がり、着替えようとした。

(トントン)

ドアをノックする音がしたかと思うと、突然そのドアが開いた。

「優さん……キャアー!」
ドアを開けて入って来たのは明日香ちゃんだった。そのときの俺は、浴衣を脱いでパンツ1枚の格好だった。

「ごめんなさい」
明日香ちゃんは慌てて部屋の外へ飛び出し、バタンとドアを閉めた。
俺がドアの傍に歩み寄ると、ドア越しに明日香ちゃんの声がした。
「優さん、失礼しました。朝食の用意ができたので、食堂までいらしてください」
「ありがとう。着替えが済んだらすぐ行くよ」
俺は服を着て、顔を洗い、トイレを済ませ、食堂へ向かっだ。

「おはようございます!」
食堂には、エプロン姿の恵梨ちゃんたち4人がいて、みんなが一斉に俺に挨拶をしてきて、俺も挨拶を返した。
「おはよう…みんな」

みんな、俺のことを待ってくれていたようで、テーブルにはまだ手つかずの食事が並んでいた。
俺たちは席に着き、みんなで朝食を食べ始めた。

「いよいよ今日からですね」
「よろしくお願いしますね」
「まだ畏まることはないだろ?」

今日が初めての出勤ということになるのだろうか。
まだ学園は夏休みだし、俺も正式に採用されたわけじゃないし…いろいろ不安はあるけど、前に進むために頑張らねば。

朝食も美味しく頂き、準備をしていよいよ出発である。

「どうやって学園に行くの?」
「ここからスクールバスが出るんですけど、一緒に乗ります?」

「夏休みでもスクールバスが出るのかい?」
「ええ。部活などで登校する生徒も結構いますから」
スクールバスとは、さすがはお嬢様学園だな。
「でも…俺なんかが乗っかっていいの?」
「大丈夫ですよ。夏休み中は乗車する生徒は少なく、空いてるので、職員さんでも利用できますから」
俺はお言葉に甘えて、一緒にスクールバスに乗ることにした。

「私たち、お弁当の用意や着替えがありますので、お部屋で待っててください」
恵梨ちゃんにそう言われ、俺は部屋に戻って待つことにした。

食堂を出て部屋に戻ろうとしたとき、恵梨ちゃんに呼び止められた。
「優さん、これをお持ちください」
そういって恵梨ちゃんから手渡された物は、新品の濃紺の海水パンツが入ったパックだった。

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