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俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由
官能リレー小説 - ハーレム

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俺がお嬢様ハーレムの主になれた理由 23

「橋本さん、よろしいかしら?」
「は…はい」
恵美子さんに声を掛けられ、俺はドキドキしながら返事をした。
「藍ちゃんたち3人のそれぞれの母親3人は、恵梨の母親の恵子とは春桜学園の同期で、親友の間柄なの」
恵美子さんがそう言って話し始めると、恵子さんも
「そうなんです。初等部から大学まで…ずっと一緒でした」
「はい。さっき恵梨ちゃんたちから聞きました」

「そんな縁で家族ぐるみの付合いをしてて、今、うちであの子たち3人を預かってるの。ですから、恵梨と同様、藍ちゃんも真梨子ちゃんも明日香ちゃんも…私にとっては孫も同然、恵子にとっても娘も同然なんです」

「はい…よくわかります」
恵美子さんのその言葉に、俺は厚沢家とあの子たちとの絆の強さに深く感じ入る思いがした。

「ですから…橋本さん、あの子たちのこと…よろしくお願いします」
恵子さんが俺に向かって言う。
いや。よろしくお願いと言われてもな……。

「橋本さん、私の話を聞いてくれます?」
「はい」
恵子さんが俺に話を始めた。

「私や藍ちゃんたちの母親たちが高等部2年の時、大学卒業し立ての新人の先生が私たちのクラスの担任になりました。それはとてもカッコいい人で、私たち4人ともその先生に恋をしてしまいました」
「へぇー!そんなことがあったんですか?」
恵子さんは更に話を続ける。
「それで、誰がその先生を射止めても恨みっこなし、誰が結ばれてもみんなで祝福すると誓って、4人とも先生に迫ってバージンを捧げたんです」

「……は?」
「あら、聞こえなかったのかしら?」
「…いえ、お話が正直耳を疑う内容だったもので驚いてしまいました。何と言いますか皆さん随分と仲良しで情熱的な方々なんですね」
俺が驚いたのは似た様な話に心当たりが有る……と言うか、殆ど変わらない体験をしたばかりだからだ。多分、俺の顔は引きつってるだろう。
「あの、何故その様なお話を?」
「ふふっ、さあ、どうしてかしらね?何と無くかしら?」
「そ、そうですか……」
俺の喉はカラカラだ。
「橋本さん」
「は、はい」
「娘達の事、お願いしますね」
「畏まりました」
俺はそう答えるしかなかった。

話は終わり、恵美子さんと恵子さんは部屋から出て行く。
俺はようやく肩の荷が下りた気分でソファーに身を預ける。

「…疲れたな。こんなに緊張したのは初めてかもしれんぞ」
「お疲れ様でした」
恵梨ちゃんがジュースを差し出してくる。

「で、俺の今後はどうなるのかな」
「もちろん、採用ですよ」

「そんなことわかるのかい?」
「ええ。お母さんも言ってたじゃないですか。私たちのことをよろしくって。優さん、お母さんやお祖母様から認められたんです」
恵梨ちゃんは笑顔で俺に言う。
しかし、よろしくお願いとは言われたけどな……。何かとても重大な責任を負わされたような気が……。こりゃあもう…今さら後に引けないぞ……。

「優さん、教員免許をお持ちなんでしょう。だったら…あとのことは問題ありませんよ」
「そうかい」
これから先、俺の運命はどうなっていくのか?俺の心の中は期待と不安が入り混じっていた。
そんな俺の心境を察したのか、
「大丈夫。優さんならきっといい先生になれますよ!頑張ってください」
恵梨ちゃんがそう言って俺を励ましてくれる。

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