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孕ませ退魔士
官能リレー小説 - ハーレム

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孕ませ退魔士 5

「カミナの寝こみを襲うのよ!」
「「「えっ?!・・・ええぇぇっっ!!!」」」

セシリアの言葉に驚く三人。
しかしセシリアは微笑みながら言う。

「私がカミナと初めての時も寝こみを襲っちゃったのよ♪・・・そうしたらね、カミナったらベッドの上でケダモノになっちゃって・・・」

少し頬を赤らめ、モジモジしながら言うセシリア。
俗に言うノロケだが、ある意味千尋達にはいいアドバイスかもしれない。
彼女達にも遠慮があるからだ。

退魔士の能力のせいで発情して淫乱な身体とは言え、彼女達は女子高生なのだ。
恥じらいも戸惑いも遠慮もあって当然だろう。
一応、身体の疼きにカミナを求めるが、カミナも遠慮気味だし彼女達もそうだから一向に妊娠まで行かないのだろう。

ならば彼女達が襲ってカミナの獣性を引き出した方が手っ取り早い・・・
セシリアの言葉は経験者だからと言うのもあった。


「ふぅ、今日も上手くいってよかった・・・」
礼拝堂の裏側、木造で出来た質素な一室にてカミナ・ノイマンは呟く。
今回の淫魔―いや淫魔群は低級の集まりであったので自分たちが適切と判断され、出撃の命がきた。
「分かっては・・・いるんだけどね」
着ていた服を脱ぎながら、彼は一人呟く。分かっているのだ―彼女たちが望んでいる事と自分の使命も。
子を作り、実力を上げさせる。それが、自分の男性退魔士としての最優先事項であると言うことを。

だが・・・。

「まだ、子供なんだぞ・・・」
そう、千尋も奈緒も鈴花もまだ高校生。鈴花に至っては去年まで中学生だったのだ。
彼女たちの初めてを奪い、何度も抱いてきたというのに何を言うのか。他の男性退魔士が聞いたら、確実にそう言い呆れるだろう。
それでも、カミナ・ノイマンにとってはとても無視できない問題なのである。


「私があの子達の歳には既に子供もいたわ」

そう言って微笑んで部屋に入ってきたのは、全裸のセシリアだった。
大きな乳に大きな腹。
彼女を見て、カミナはため息混じりに言う。

「それはそうだけど・・・セシリアとだって、本当は凄く迷ったんだ・・・」

お互い大人になったとは言え、セシリアの方が年上であり、二人きりだと姉と弟のような関係に戻ってしまう。
それもその筈、カミナとセシリアは義理の姉弟関係であり、元々セシリアはカミナの兄の妻だったのだ。
セシリアの子供のうち、4人はカミナの兄の子である。


カミナが退魔師になった理由と言うのが素質もあるが、一番は兄の死であった。
淫魔にカミナの兄は殺され、セシリアは兄の妻の中で唯一助かった。
そしてセシリアを妻として引き継ぐ形でカミナが退魔師となったのだが、彼は復讐心と葛藤とが混ざり合いながらも、なかなか前に進めてないのが現状なのだ。

そんなカミナの様子を見てセシリアを小さくため息を吐く。彼の考えには理解も共感もしよう。

しかし、彼女からしてみればいらぬお節介でしかない。

セシリア・ノイマンは、彼の兄―ウィリアム・ノイマンを愛していた。其処に嘘は一つとしてない。
多くの妻を持ちながらも、彼は自分を蔑ろにしなかったのだから。
一人の女性として妻として、また戦場では相棒といして、自分を支えていてくれたからだ。

もちろん、自分もまた彼の事を心身ともに支えつくしてきた。

故に断言できる。

そして、当時のセシリアにとってカミナは弟・・・
義理ではあるが可愛い弟と思っていた。

なのでウイリアムが他の妻達と死に、自分だけが生き残った事に罪悪感すら感じていたし、それから暫くは立ち直れずにいた。
その後、カミナが兄を継いで退魔師になると言うのを止めようともした。
その上、カミナがパートナーとしてセシリアを指名した時は拒否感しかなかった。

拒否したセシリアを、彼女の感覚でまだ子供でしかなかったカミナが襲ったのだ。
今のある種のヘタレ具合からは考えられないが、あれはレイプと言って良かった。
しかし、セシリアの退魔師としての淫らな身体はそれを受け入れてしまい、カミナが男であるのも感じてしまった。

カミナにとってはセシリアを得たい必死の行動だった訳だが、セシリアからすればそれはレイプ。
彼女はカミナに心を閉ざした。
しかし、一週間もすれば身体はカミナの肉棒の味を覚え、一月もすればカミナの肉棒なしに生きれない事を悟る事になる。
心は別として、セシリアの身体はカミナのパートナーになっていたのである。

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