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孕ませ退魔士
官能リレー小説 - ハーレム

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孕ませ退魔士 9

「何ですかそれ?」
「さぁ、何でしょうね」
鈴花の笑みにつられて彼女もクスクスと笑う。
そんな奈緒を横目で見ながら、鈴花はポツリとそう呟いた。

「……」
「……」
その後、話すことが無くなった二人は無言になった。
二人分の呼吸音だけが静かに響く。
「……不安なの」
そしてその静寂を鈴花が小さく破った。
「先生が・・・受け入れてくれるかな・・・」

鈴花の呟きは思った以上に大きく響いた。

「どう、受け入れて欲しいんですか、先輩は?」

奈緒が聞く意味は分かっている。
そして、その答えも・・・


学園にはいくつもの退魔士チームがある。
カミナのような男の退魔士を中心に複数の女子退魔士でチームを作っている。
その中でカミナのチームは退魔士の良血の集まった学園屈指のサラブレッドチームと呼ばれている。

だが、退魔の成績に繋がってる訳ではない。
成績は至って普通なのだが、これだけのポテンシャルがありながら普通と言うのが期待外れなのだ。


その理由こそがカミナの彼女達の扱いなのだ。
成績の優秀なチームは女子退魔士を牝奴隷として扱い、孕ませる事で素質を開花させている。
それこそが成績を上げる唯一の道で、カミナ達はただ素質だけで戦ってるに過ぎない。
なのでこのままでは、彼女達の想いだけでなく、退魔士チームとしての危機に繋がり兼ねない。

そして、奈緒の言う『どう受け入れて貰うか』の話である。
鈴花はカミナに愛されて孕まされたいと言う意識は強い。
だが、彼女はそれ以上に自分がこのチームで足手まといな存在である事に焦燥感を感じていた。

鈴花の能力は身体能力の強化であるが、自分の身体能力は強化できない上に、他人への強化も不十分。
そして一番の売りである筈のヒーリング能力もほぼ無い。
本来なら千尋と並ぶ前衛のアタッカー兼ヒーラーとして働かなければならない立場だ。
いやむしろ、最前線のタンク役として魔物に対峙するぐらいでないと千尋やカミナの絶大な火力を生かし難いのだ。
今のチームの成績が振るわないのは自分が足手まといだと思っている鈴花。
みんなにそんな事は無いよと言われる度に、その優しさに更に落ち込むのだ。

更に鈴花の親友でありライバルでもある女子から言われた言葉・・・

『カミナチームは只の甘え』

その言葉が胸に刺さる。
彼女のチームはトップ5に入る成績優秀チーム。

チーム内の規律も厳しく主人に対しては絶対服従。
チームの女子達は退魔士として優秀なだけではなく、メス奴隷としても一流で既に孕んだボテ腹とミルク滴る巨大な乳を常に晒していた。
鈴花も奈緒も目の前で彼女達が調教される所を何度も見たし、彼女達がそれを悦びとし、誇りにしている様子も見た。
2人してそれが羨ましいと話した覚えがある。
と言うか、鈴花はカミナにああして欲しいと強く願っているぐらいだ。

更にそこのチームの主は、チームの女子だけでなく一般生徒にも手を出して何人か孕ませてサポートチームまで作っていると言う。
女退魔士だけでなく、一般女子も一緒になって和気藹々と過ごしながらも、規律を持って成績を出していくチーム。
それもまた羨むポイントだった。

「諸角先生のチーム・・・勝ちたいですものね」

奈緒がポツリと言う。
そのチームの主、諸角は著名な退魔士一族の出身であり、カミナのライバルと言える存在だった。


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