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孕ませ退魔士
官能リレー小説 - ハーレム

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孕ませ退魔士 4

彼は退魔士ギルドの幹部であり、この学園の創設者てもある。
この東朋学園の目的は退魔士を安定的に育成する事と、次代の退魔士を産みだす事・・・

一般人同士のカップルから退魔士が誕生する可能性は1%以下であり、片方が退魔士なら5%程度。
これが退魔士同士なら10%・・・
そんな低確率故に安定して退魔士を生み出す為に、優秀な退魔士を退魔士候補の女生徒に抱かせ、能力を開発しつつ次代の退魔士も産み出そうと言うプロジェクトがこの学園であった。

まずは無我将玄が片っ端から女退魔士を抱き孕ませ、数多くの退魔士や退魔士候補を排出していた。
この学園の多くも将玄の種を持った子供達と言われてた。
教頭も彼のパートナの一人で、彼との間に十数人の子を成していた。

「はぁ、頑張ります」

口ではそう言うがそこまで乗り気ではないカミナ。


カミナも彼自身が凄腕の退魔士であるが、尽きる事の無い魔の増殖に自分一人の能力の限界は感じている。
確かにやってる事はとんでもないかもしれないが、彼も神父の身であり、彼の所属する会派も退魔ギルドの中核であり、魔を祓う事を生業としてるから頭では理解している。
つまり、性欲と使命に翻弄されながらも、生真面目な性格が乗り気でない理由なんだろう。

「ノイマン先生、私は君に期待しているよ」

女生徒を突き上げながら将玄はカミナを諭すような口調で言う。
それは彼を期待しての話だ。

「ご期待に添えるよう・・・努力します・・・」

漆黒の髪の美青年は一礼して退出する。
その後ろ姿を教頭がため息混じりに見つめる。

「いい男なのに勿体無いわ・・・」
「なに、葛藤の無い人生などないよ・・・葛藤するからこそいい男なのだ」

教頭の言葉に将玄は野太い笑みを見せる。
その笑みには葛藤等は無縁に思えたのだった。

「巫女姫、綾瀬千尋を得たのだ・・・期待しているよ、カミナ・ノイマン・・・」

彼の言う『巫女姫』とは、優秀な素質を持った女退魔士に与えられる称号。
代々続く退魔士家系に生まれた千尋は、言うなれば退魔士界のサラブレッドであり、この学園の中でも抜群の素質を持つ者の一人だ。

男退魔士と女退魔士の関係は主従であるが、優秀な男退魔士でなければ優秀な女退魔士は主と認めない関係であるから、カミナの優秀ぶりを学園長が買っているのも当然であった。


そして所変わって、学園の礼拝堂・・・
退魔系宗教会派の後援もあって、学園にも礼拝堂は存在するしカミナ自身も表向きは牧師であり、宗教学の教師だ。
従ってカミナの普段の活動の場はこの礼拝堂であり、千尋達もここに居る事が比較的多い。

戦いとセックスを終えた千尋や鈴花、それに奈緒はいつも通り礼拝堂に来ると、シスターと共におしゃべりをしていた。

「早く・・・先生の赤ちゃんが産みたい・・・」

毎度のようにため息混じりにそう言った千尋は、シスターのお腹を見る。

金髪碧眼の美女シスターのお腹は、千尋達より更に大きな乳塊よりも更に大きく膨らんでいる。

彼女の名前は、セシリア・ノイマン。
カミナの一応の妻であり優秀な女退魔士、長年連れ添ったパートナでもあった。

当然お腹にいるのはカミナとの子供。
もう既に十人は出産していて、カミナの授精能力に問題は無い。
奈緒はつい最近だが、千尋と鈴花はカミナが主になって一年近く・・・
確かに退魔士同士はかなり受胎しにくい。
しかし、千尋の同級生で他の主従の多くが妊娠してる事を考えると、カミナとのセックスが単純に足りないようだった。

「カミナにはキツく言っておくわ・・・可愛い千尋ちゃん達を放置しておくなんてねぇ」

退魔士的には主従であれ、セシリアとカミナはそう言う事が言い合える関係だ。
長年連れ添っているからだが、精力絶倫のくせにどうも生真面目で淡白なカミナは、これはこれで問題だった。

故に、その問題を手っ取り早く解決するには・・・。
(アレしかないかな・・・)
彼女の脳裏に浮かんだ“ある考え”。
それは別段難しくも、困難でもない――至ってシンプルな方法。

生真面目な性格、言ってしまえばある種のヘタレであるカミナに“その気”にさせる方法など、彼女には星の数ほど知り尽くしている。

だから・・・・・。

「ねぇ、あなた達にちょっと話があるんだけど・・・」
「「「はい?」」」

ニヤリと笑いながら、セシリアは談笑を楽しんでいる千尋達に声をかけた。
談笑を中断させられた三人は、皆一斉に彼女ほうへと顔を向ける。

「ねぇ、“いい考え”があるんだけど・・・・」

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