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僕は決して強くはないから
官能リレー小説 - ハーレム

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僕は決して強くはないから 39

「七海ちゃん、朝からガツガツしすぎ」
「ごめんなしゃい」

僕は七海ちゃんの頬を手でムニュっとすると、すぐ離れてシャワーを浴びて着替えると朝食を食べる。

「悠くん、新婚旅行ってわけじゃないけどハワイとかどう?」
「いいよ、別に行かなくても。それより学校さ」
「ああ、宿題ね。そんなの、どうにでもなるわ。安心して満喫しましょ」
「悪いけど、できない。学校で花火大会や上映会をしたい。将来紗枝ママの手伝いをするためにも、あの学校でよかったとみんなに思って欲しいんだ」
「流石ね、在学時の経験を活かしていずれ理事としても活躍するのね」
「そうさ、でも学校で僕自身が面白いこともやりたい。学校の中で合宿をして夜のプールで楽しもう」
自分たちだけ遊んでは将来の部下との間に溝が生まれる。それに、昔の祭のように日常の不満やストレスのはけ口があったほうがいい。
海水浴に行かなくても、学校のプールに自前の水着で集まればイベントと同じだ。
僕が動けば、生徒会もついてくる。育ちのいい女子ばかりでは思いつかないことを実行させるためには彼女達の協力が不可欠だ。
形だけでも教師の了解もいるので、またすずねぇのお相手をすることになりそうだ。

「行事もいいけど、盆休みは空けておいてね。いろいろ周るところがあるから」
「もちろん。初めて会う親戚の人にも挨拶しなきゃ」
「悠くん、おばさんにもモテるもんね」
「僕が会う前から焼きもちかい?」
「セックスで済めば安いものよ。酔った挙句に口論とかになったら、揉め事が後を引くし。一族を束ねるのも大変よ」
七海ちゃんにそう言われながら、僕は改めて柳瀬家について聞いた。

まず紗枝ママと僕がいるのが『本家』
ここは柳瀬一族だけでなく旧家臣団の頂点に立つ、ある意味お殿様だ。
そして柳瀬家の一族は4つの家。
それぞれ本家の周囲の東西南北にあるから、方角を取って分けている。
七海ちゃんの実家で理恵ママが当主なのが東家。
美月ちゃんの家は南家。
すずねぇの実家は北家。

柳瀬家は圧倒的に女子しか生まれない家系なので、ここにいる一族は殆ど全てが女性だと言う。

これらが親戚関係だけど、それぞれの家が系列企業のオーナーをいくつも務めるお殿様でもあるので、七海ちゃんや美月ちゃんも『姫様』と呼ばれるぐらいだ。
それだけに一族4家とうまくやっていくのは大事な事みたいだ。

「何があっても悠くんは私が守ってあげる」

七海ちゃんはそう言って僕を抱きしめてくれる。
普通の夫婦なら逆だけど、多分間違いなく七海ちゃんに僕は腕っ節ではまず勝てない。
普通の男なら屈辱かもしれないけど、現実を受け入れた僕にとっては、それでいいのだと思っている。

本家が分家との関係をうまく保つのも反映に欠かせない要素で、僕がそれぞれの当主と関係を持てば打ち解けるはずだ。
これまで人妻や熟女にも抱かれてきたから、緊張することなく盆休みの間は4つの家の熟女の相手をできるだろう。
まずは学校でのプール遊びでこれまでセックスしてない子とも交わって、夏バテとかで精力が落ちるのを防ぐ必要がある。
僕が理想を持ってやりたいことと柳瀬家の一員としてやるべきことを合わせると、夏休みも忙しくなりそうだ。

「悠くん、西家の人とまだ交流ないわね」
「そう、なるのかな…」
「でも、すぐ手配できるわ。在校生にいるし、悠くんが企画したビキニお披露目会に出てもらえばいいのよ」
「別に、ビキニとか…夏だしプールで部活とかで使ってない間に気楽に遊べればいいなって」
「プールで悠くんにお目見えするんだから、セクシーな水着に決まってるじゃない」
楽しそうに笑う七海ちゃん。
様子から察するに、このイベントとか関係なく七海ちゃんは水着とか用意してたのかもしれない。

「七海ちゃんも水着セクシーなの?」
「勿論よ、悠くんに見て貰いたいから加奈達と選んだのよ」

加奈と言うのは七海ちゃんのお付きの女の子だ。
僕のお付きの紫乃や明日香もいいけど、彼女たちは同性同士で何だかいつも楽しそうな感じだ。

「紫乃や明日香の水着は悠くんが選んであげるといいわよ」
「え?、二人共持ってるんじゃない?」
「きっと侍女やってる子達はスクール水着だけだわ・・・だから悠くんが選んであげると凄く喜ぶと思うの」

だとしたらアンナや有里恵も持ってない気がする。
紫乃や明日香に選んであげるとするなら、彼女たちもしてあげないといけない気がする。

「それじゃあアンナや有里恵も選んであげないと駄目だし・・・七海ちゃん手伝ってくれる?」
「ええ、勿論・・・でも大事なのは悠くんのその気持ちよ」

こう言う形でも主らしさを見せれると七海ちゃんは言いたいのかもしれない。

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