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◇◇◇ 淫蕩聖伝 ◇◇◇
官能リレー小説 - ハーレム

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◇◇◇ 淫蕩聖伝 ◇◇◇ 6


 * * *

「……」
望は目覚めた。
どうやら気を失っていたらしい。
「…どこだ、ここ…?」
体を起こして辺りを見回してみる。
彼がいたのは森の中だった。
だが先程までいた神社の鎮守の森とは違い、まるで深い山奥のように木々が鬱蒼と生い茂っている。
「本当に異世界に来ちまったってのか…?…ていうか何で裸なんだよ!?」
望は全裸のままだった。
あの戦乙女は交わる前に消した服を元に戻してはくれなかったのだ。
(中に出しちゃったから怒ったのかなぁ…?)
幸い寒くは無かった。
だがこんな森の中に生まれたままの姿で放置されるなど…一体どんなプレイだというのか…。
不意に近くの茂みがガサガサ…と音を立てて揺れた。
望は驚いて飛び上がる。
「ひぃ…っ!?(人か!?…いや、こんな森の奥だ…まさか熊とか狼じゃあ…!?)」
だが姿を現したのは望の予想を遥かに上回る生き物だった。
「ブギイイィィィッ!!!!」
「うわああぁぁぁっ!!!?」
それは何とも奇怪な姿をしていた。
豚の頭に人間の体…それはオークと呼ばれるモンスターであった。
「た…助けてえぇ〜!!!」
望はダッシュで逃げ出した。

「…はぁ…はぁ…はぁ……と…とりあえずココまで来れば安心だろう…」
どこをどう走ったのか望にはサッパリ分からない(まあ元から迷子だったので、状況はあまり変わらないが…)。
だが何とかオークからは逃げ延びた。
だがここに来て不安を増す要因が生じる。
日が暮れてきたのだ。
夜の森というのは無駄に恐怖心をそそるものである。
しかも全裸というのが更に心細い。

やがて日は完全に落ちて夜となった。
遠くから狼の遠吠えが聞こえてくる。
「うぅ…俺、こんな目に遭わされなきゃならんような事なんかしたかぁ…?」
望はもう泣きたい気分だった。
…その時だった。
「…!?」
彼は遥か彼方の闇の中に一点の灯りを発見した。
「やった!人がいるんだ!助かったぁ…!」
望は藁にもすがる思いで、その灯りの方へと向かう。
近付くにつれ、その灯りが複数の建物から成る物だという事に気付いた。
どうやら集落(?)のような物らしい。
望はホッと一安心した。

だが更に近付いてみた所でそれが普通の村ではないという事が判った。
まず建ち並ぶ家々がまるで中世ヨーロッパの農村を彷彿とさせるような作りである。
これは異世界であるという事なので(多少驚きはしたが)まあ納得できた。
問題はそこの村人達…より正確に言えば“村人達が行っていた事”である。
(な…何いぃぃ…っ!!!?)
その光景を目にした望は思わず我が目を疑った。
村の中央の広場に大きな火がキャンプファイヤーのように焚かれており、その周りで大勢の男女が一糸まとわぬ姿で交わっていたのである。
(な…何だこりゃ!?村ぐるみの乱交パーティー!?)
さすがに老人や幼い子供の姿などは見当たらないが、それはまさに村総出で酒池肉林の大狂宴といった様相だった。
ざっと見た感じ六十〜七十人は居るのではないだろうか…。
「……」
あまりにも現実離れした異様な光景に、望はただただ呆然と立ち尽くしていた。
男も女も相手をとっかえひっかえして入れ替わり立ち替わりヤりまくりである。
「…ねえ、そこのあなた。なにボサッと突っ立ってんのよ?相手がいないなら私とヤりましょう」
一人の娘が望を見付けて声を掛けてきた。
「…え!?お…俺…!?」
歳は望と同い年くらいだろうか…娘は大きめの乳房を恥ずかしげも無くプルンプルンと揺らしながら望に近付いてくる。
「決まってるじゃない。…あら、そう言えばあなた見掛けない顔ね…旅の人?」
「う…うん、まあ…そんな感じ…」
「そう…今回の“儀式”にも村の人以外に何人か外部から参加してる人がいるって聞いたけど…まあどうでも良いわね、いらっしゃいよ」
娘は望の手を引いて彼を皆の“輪”の方へと連れて行った…。

…そこからの記憶は望には曖昧である。
ただもう滅茶苦茶ヤりまくった事だけは覚えている。
肉付きの良い中年女をバックから突いてアンアン喘がせた。
望より五歳は年下の、ようやく胸の膨らみだしたような年頃の少女を組み伏せて犯した。
もちろん若い女達ともヤってヤってヤりまくった。もう一体何人の女とヤったか…頭がボンヤリして良く判らない…だが不思議な事に望のペ○スは何発精を放っても衰える事を知らなかった。
皆が交わる中、長い黒髪と豊かな乳房を振り乱した美しい女が何やらトランス状態になって叫んでいた。
「皆の者ぉ!ヤってヤってヤりまくるのじゃあ!さすれば淫女神リリス様が汝らをお救いくださるであろう!ヤれぇ!サカれぇ!オカせぇ〜!」
だが望はもうその言葉を聞く余裕も無かったし、聞いていたとしても何を言ってるのかサッパリ解らなかっただろう。

…狂乱の宴の終焉は突然だった。
「そこまでだぁ!!!!」
甲冑に身を固め槍と盾を持った兵士達が突如として乱交の会場(?)に雪崩れ込んで来たのである。
一隊の隊長と思しき男が剣を振りかざして叫んだ。
「この村で夜な夜な悪魔の儀式が執り行われていたという噂は本当だったようだな!この邪教徒共め!悪魔崇拝の咎により全員逮捕する!かかれぇー!!」
それを合図に兵士達は一斉に村人達を取り押さえに掛かった。
「みんな逃げろぉー!!!」
「うわあぁ〜っ!!?」
「キャアァァ〜ッ!!?」
それまで享楽に耽っていた村人達は蜘蛛の子を散らすように逃亡を始める。
だが半分以上が逃げ切れずアッサリ捕らえられた。

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