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ある六畳一間から伝説が始まる
官能リレー小説 - ハーレム

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ある六畳一間から伝説が始まる 8

清河家の女性たちが深夜に出歩くのは、草木も眠る丑三つ時の鬼退治のためだが、様子がおかしいままラブホテルに麗華が来たので、絢香は唖然としている。
これは、姉の遥に電話しなければならない。緊急時、姉妹は協力して鬼退治する。
「……お姉ちゃん、ママが今、ラブホに……あれ、電波が……あれ?」
「絢香、ちょっと、どういうこと、絢香!」
通話が切れた。
(もしかして結界?)
「またお嬢ちゃんなの?」
「ええっ!」
昨夜に引き続き淫魔リリスに捕まった絢香が悲鳴を上げたが、手遅れである。

第四話 淫魔の館

清河麗華は肉体を操られている間に夢幻界にある淫魔リリスの館に拉致監禁されていた。
ぎゅっと目を閉じ眉間にしわを寄せ、悶えの表情を浮かべていた。
淫裂に挿入した触手で肉洞の天井を探ると、細かく刻まれた肉襞が当たってくる。触手を前後に動かし、襞をこそげるように撫でる。
「こんなの駄目、私、ああっ!」
未亡人麗華は触手に縛られたまま、ぶるっと身を震わせて、絶頂へと駆けのぼった。
「母親と娘でならんでイクって、どんな気分なのかしら?」
淫魔リリスは吊り下げられた二人を見上げながら艶やかな笑みを浮かべていた。
麗華が淫魔リリスに簡単に捕まり、肉体を操られたのはかつて、結婚前に淫魔リリスと遭遇した経験と呪いを受けたからであった。
「小娘だったのに人間は成長が早くてびっくりしちゃうわ……あの頃は処女だったわね」
くちゅり、ぬちゅっ、ぐちゅっ……。
「熱いっ、お腹の中が、はあぁうっ!」
「ママに、んっ、はぁっ、や、やめなさいっ、んっ!」
手がとどきそうでとどかない距離に吊り下げられた絢香が、あえぎながら必死に淫魔リリスに訴えてみるが「かわいい♪」とはぐらかされる。
呪縛の蜘蛛糸で夢の中で縛られて琴を鳴らすように糸を弾かれて、淫魔リリスに弄ばれた。
陰陽師が命がけで淫魔リリスの呪縛を破るために挑み、麗華は処女を失うかわりに二人は落命せずにどうにか淫夢から脱した。
その荒療治がきっかけで陰陽師と麗華は結婚し、二人の娘の母親になったのである。
陰陽師は自分の命を削り、精気として麗華の呪いを封じていた。三年前にセックスしながら陰陽師は麗華の腕の中で息絶えた。
やりすぎて死んだともいえなくもない。
未亡人となった麗華は、陰陽師の夫の最後の秘術でもう子は孕めないが、発作のように欲情する呪いから解放された。
絢香はまだ淫魔リリスの呪いの忌まわしさを知らない。男は精気か命を奪われ、女は欲情の発作を与えられて誰にでも犯されたがるようにされる。
(あぁっ、絢香だけでも、逃がさないと……私が壊される前に……あぁっ、また、イクッ!)
麗華と絢香はラブホテルのベットでおたがいの体をまさぐり、快感を高め合っているが気がついていない。
二人は触手で弄りまわされている幻覚に陥し入れられているからである。
痺れたように麗華の女体が波打つ。
絢香は緩急をつけながら母親の麗華のバストをわしづかみにして揉みしだいている。
そして、乳首にむしゃぶりつく。まだ乳幼児だった頃の習性を巧みに利用されているのである。

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