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ある六畳一間から伝説が始まる
官能リレー小説 - ハーレム

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ある六畳一間から伝説が始まる 1

プロローグ

上品な絹のパンティ一枚だけのあられもない姿である。ベットの上で這いつくばり、乳首をシーツにこすりつけている。涙目で、美尻を突き上げて腰をくねらせながら姫騎士は勇者に懇願した。
「わ、私をあなたのものにして下さい……」
勇者は……
・アイテムを使う
・フェラチオさせる
・オナニーさせる
・キスをする
アイテムは「欲情のムチ」「緊縛の蜘蛛」「スライム粘液」をすでに入手済み。
(アイテムとか、オナニーって、SMっぽいな。まてよ、たしか攻略掲示板によると……)
神崎修司は「キスをする」を選択した。
「おっ?」
どこにキスするか「画像にタッチ」という説明が表示される。
「背中が性感帯なのはネットで調査済みだからな。姫騎士エミリア覚悟!」
ヘッドホンをつけた神崎修司はパソコンの画面にひとりごとを言うと、指先で画面の画像の背中のあたりをタップした。すると画像の姫騎士エミリアの表情がタップのたびに変化する。
また尻や乳房も身悶えて揺れる。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
神崎修司のヘッドホンからは声優のあえぎ声とセリフが流れる。
深夜二十三時四十二分。
一人暮らしの若者、神崎修司は三歳年下の妹、神崎静が見たらドン引きするであろうエロゲーで、健全にのびのびオナニー中であった。
勃起した肉棒を右手で握り、しこしこしこしこしこしながら、左手の指先で画面の姫騎士エミリアを、ぽちぽちとタップしている。
主人公の勇者が仲間にあんなことや、こんなことをすると隠れパラメーターの数値が変動して、ゲームのストーリー展開が変化していく。
姫騎士エミリアは他の猫耳獣人盗賊や双子シスター、その他の村娘などに手を出さず、エロイベントも発生させずに、エロゲーらしくなく地味にクリアーする。
その時、最終決戦で勇者の仲間が一人も戦闘不能の瀕死にならずに敵ボスに勝利する条件をみたすと、ようやく登場してくれる隠れキャラである。
「勇者さまぁ……はぅぅっ、あんっ、もっと奥まで……あぁん、いいっ、気持ちいいっ、勇者様の太いが奥にあたって、このまま、エミリアの淫らな穴の中に、あなたの子種を……あぁ……あぅっ、ああっ、あんっ、ああぁん……すっごく、いいの……あぁっ、もうだめぇ、あぁっ、いくっ、いくぅ、いっちゃうぅぅっ!!」
しこしこしこしこしこしこ。
六畳一間の部屋のパソコンの前で、下半身は丸出し、上は部屋着のジャージ姿で神崎修司は目を閉じて、妄想しながらオナニーしている。
パンティをあえて脱がさないで、ずらしたまま這いつくばった姫騎士エミリアの美尻に指を食い込ませて、ゆっくりとバックで挿入する。
ずちゅ、ぬちゅ、ぐちゅっ、ぬちゅん……ぱんっ、ぱんっ、ぱんっ……卑猥な音がさらに二人の興奮を高めていく。
エミリアの乱れた息づかいとあえぎ声。
神崎修司のしこしこと勃起した肉棒を上下にしごく手は、もう止まらない。
中古でワゴンセールされていた。難易度が高すぎるために人気がなかったアダルトRPG。
隠れキャラがいることを、ネットで姫騎士エミリアの画像を見て、神崎修司は一年以上、ゲームショップを探し歩いてやっと入手した。
入手しても、他のキャラクターとのエロエロな内容にも興味があり、姫騎士エミリアを登場させ、さらに姫騎士エミリアとのエロイベントを発生させるまで、とても大変だった。
(エミリア、はぁ、はぁ、はぁ、俺の子種でかわいい赤ちゃんを孕めよ!)
そろそろ限界が近づいているのが自分でもわかる。神崎修司は彼女はいない。
つき合って三ヶ月ぐらいでキスすらする前にフラれる。
ソープ嬢と援助交際していた人妻とやったことがあるので、童貞ではない。
濃厚かつ技巧的なセックスを堪能したことがあるので、神崎修司が妄想で思い浮かべる愛撫の感触や肌ざわりは、かなりリアルなものである。

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