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ある六畳一間から伝説が始まる
官能リレー小説 - ハーレム

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ある六畳一間から伝説が始まる 42

「うぅーっ、んっ……」
神崎修司は、勃起した肉棒を挿入した狐姫玉藻の小さなうめくような声を聞いた。 
そのまま玉藻は腰を動かさずにじっとしている。八本のふさふさとしたしっぽがゆっくりと左右に揺れ、神崎修司の腹部やわずかに乳首のあたりをかすっていき、くすぐったいような快感がある。
神崎修司は手をのばして狐姫玉藻の白いふさふさとしたしっぽを抱きしめた。
ふさふさした動物をつかまえたみたいな感じがして、撫でまわす。
「はぅん、これっ、しっぽをいじるでない、あふっ、んんっ、あぁん!!」
「すぐ終わらせるって言ってたけど、おたがいに気持ち良くなったり、どうすれば気持ち良いのか確かめ合ったりしないと、やっぱりもったいないよ」
神崎修司は眠っているノルニルたちを犯していた時とはちがう気持ちになっていた。
ふさふさの白い手ざわりの良いしっぽの向こうに見える桃尻と、腰のくびれから背中のほっそりとしているのがやけに色っぽい。
神崎修司はしっぽを気にして手をのばしてきた狐姫玉藻の両手首をつかむと、腰を突き上げるように動かした。
挿入されているだけでも悪くはないのだが、リリスなら自分で腰を動かしながら巨乳が揺れるのを見ながら、いきそうになるのを我慢するところだ。
「うぅん、あふっ、あんっ、あぁん、あぅん、あっ、あぁっ、ひゃあぁんっ、あっ、ふぁあぁっ、ひぅん、あぁぁっ!!」
背中をのけ反らして、狐姫玉藻がどことなくえらそうな態度だったのに、思いがけず可愛らしいあえぎ声を上げているギャップのがたまらない。
膣内の肉棒が脈動して、大きく膨らませながら神崎修司の腰を動きが激しくなる。
(な、なぜこれほど、気持ちいいのだっ、あぁ、激しすぎて……わらわが、わらわではなくなってしまいそうではないかっ!)
悶えるたびに熱い愛液が溢れて、くちゅ、ぬちゅっ、と卑猥な水音を立てる。
ふぁさ、と八本の尻尾が立ち上がる。
神崎修司は手首を離して、玉藻の腰のくびれをつかむ。
「もういきそうだ!」
ひときわ大きく突き上げた瞬間、玉藻の桃尻がぷるぷると小刻みに震えて、嬌声をほとばらせた。
「ぁひいぃっ!!」
たぎった肉棒が膣襞をえぐり、子宮口を押し上げると同時に先端から、精液を弾けさせた。
ーーどひゅっ、びゅくっびゅくっ!!
大きく開かれた股の奥でねじこまれた肉棒が、びくん、びくん、と脈動しながら射精している。
「んぁああっ、熱いのが、んっ、あぁっ、ひゃああぁっ!!」
玉藻は白濁した精液と同時に神崎修司の見えないエネルギーを打ち込まれ、頭の中が真っ白になっていた。
玉藻の女体が歓喜に震え、玉藻の無意識のうちに膣肉が精液を搾り取ろうと肉棒を締めつける。
「魔王様に出してもらって、元の姿に戻ったのね……玉藻ちゃん、しっかり!」
リリスがほっぺたをぺちぺち軽く叩いて、そのあと乳房を揉んだ。
「ぁ、うぅん、あっ、あぁん」
「体のあっちこっちが敏感になっちゃってるんでしょ、ふふっ♪」
「リリス様、この方は本当に魔王様なんですね。すごすぎますよ」
神崎修司は仰向けにひっくり返ったままでミーシャが膝枕をして髪を撫でられている。
「あたしたちが危ないからって捨て身で一生懸命だし、でも、天使ちゃんたちも敵になったのに助けようとして……でも、そこがいいわよね」
「前の魔王様とは、ちょっとちがいますね」
こうして大混乱の宴会が終わった。
ヴァルキリーのノルンは九尾の狐の力でも支配されずに意識を保てることがわかった。
ノルニルさんたちと獣人族の娘たちの恋人たちが、この宴会のあとからは、手をつないでいて見つかるとぱっと離れてごまかす様子を神崎修司はたまに見かけるようになった。
ノルンの制御がなくても、ノルニルさんたちは優秀なメイドさんだった。
ノルンの堕天の刻印は、狐姫玉藻の半身を封じていた妖の刻印に変化していた。
ヴァルキリーのノルンと天使ノルニルたちを切り離したようだ。
しかし切り離されても、天使ノルニルたちの忠誠はかわらなかった。

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