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ある六畳一間から伝説が始まる
官能リレー小説 - ハーレム

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ある六畳一間から伝説が始まる 4

第2話 神崎修司とハンターたち

古来より妖魔と戦うことを生業としてきた退魔師の一族がいる。
「見つけた」
神崎修司が女神シャクティも姿を消してしまい、わけがわからないままとりあえず布団をひいて寝ることにした夜である。
深夜二時すぎ。ブレザー姿の女子高生が神崎修司の暮らす駅から離れた、ボロアパートの前に来ていた。
ショートカットで黒髪の少女は、アパートの一階の奥の部屋の前でドアに呪符をはりつける。
小声で呪文を詠唱した。
「これでよし」
このアパートに結界をはった。
少女退魔師、清河絢香は鍵を解錠して部屋の中に土足で踏み込んだ。
(たしかにアヤカシの気配はあるけど……)
部屋は暗く、絢香は目をこらす。退魔師の猫目の術で部屋の中が見えるようになる。
淫夢で淫魔リリスと交わり、オナニーして射精して女神シャクティに精液をぶっかけて、疲れた神崎修司がぐっすりと寝ている。
(まだこちら側に具現化してない?)
退魔師は鬼が出現すると退治する。
鬼が出現すると犠牲者の命を奪い消えていく。犠牲者は外傷はまったくない死体で発見される。
「ここは……」
アパートの部屋から一変した光景。
「あたしの獲物に何するつもり?」
淫魔リリスが束縛された絢香の前に姿を現した。絢香は四肢を触手で拘束されて大の字にされて吊られている。
(強力な幻覚……すごい鬼)
女神シャクティは神崎修司は守護するが、少女退魔師は守護する気はないらしい。
「鬼は闇に帰りなさい!」
「あなたこそ、じゃましないでお家に帰りなさい。それともおしおきされたいの?」
清河絢香は油断していたわけでも、未熟なわけでもなく敵の淫魔リリスが強大すぎた。
「さすが魔王様の夢だけあって、趣味が悪くてステキだわ。お嬢ちゃん、たっぷりかわいがって、あ、げ、る♪」
淫魔リリスは指をパチンと鳴らした。
「きゃっ、何よ、やめなさい!」
ここは神崎修司の夜のおかずにしているエロゲーの設定を再現した小世界。
「いやぁあああっ、やめてぇ!」
清河絢香の制服の中に無数の触手の群れがぞろぞろと侵入してきた。
翌朝、神崎修司が「すごくエロい夢をみたなー」とあくびをして起きようとして、布団の上に人がうつ伏せにかぶさっているのに気がついた。
「はぁ、はぁ、もぅ許して……」
夢の中で触手レイプされていた美少女が完全にあへ顔で倒れている。
「これ誰だよ……俺、ちゃんと玄関の鍵しめたはず……あれ?」
起き上がるとドアが全開。
「おい、しっかりしろ、傷は浅いぞ!」
「あぁん、はぅっ……」
清河絢香の体は神崎修司が軽くゆさぶっただけで、びくん、と反応する。
夢の中で、全身を触手で責められて敏感にされてしまったのだった。
わずかな刺激でも感じてしまう。
「おい、シャクティさん、いるんだろ!」
目の前に感じまくっている美少女が朝勃ちした神崎修司の寝床に、据え膳状態でいる。
すぐに本当ならイタダキマスなのだが、昨夜、女神シャクティがいて監視していると言っていたのを思い出したのだった。
「私を呼びましたか?」
「この子、なんかやばいからどうにかしてあげてくれ」
神崎修司は女神がいなければイタダキマスできたのに、と思いつつ言った。
「別に命に別状はないようです」
「そういうことじゃなくて」
女神シャクティは、清河絢香の頭にそっと手をのせた。
「うぅん……」
清河絢香が淫夢から目をさました。下着は愛液でびちょびちょである。
「あの……すいません、助けていただきありがとうございました」
清河絢香は神崎修司に頭を下げた。
女神シャクティは、絢香が目をさましたときには姿を消していた。

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