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ある六畳一間から伝説が始まる
官能リレー小説 - ハーレム

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ある六畳一間から伝説が始まる 30

ノルンの堕天の刻印が発動しているが、目立たないように静かにしかし確実に効果をじわじわとノルンに与え続けていた。
「あ、魔王様」
ビクッ、と反応して緊張する。
(あのあと、二人で何をしてたか気になるっ)
「あの……ノルン先生」
「はい、なんですか」
(ああ、魔王様とノルンさんは、あんなことやこんなことをきっとしてたんだよね。どうやって聞いたらいいんだろう……うーん)
「先生、す、好きな人いますか?」
「はい、いますよ」
「誰?」
「……リリス様」
「ふぅん、本当ですか?」
「お嬢様はお好きなかたは?」
「はわわわっ、い、いるよぉ」
ノルンがにっこりと笑う。
「お嬢様、その方がお好きなんですね」
(魔王様と二人で何をしてたのか知りたいっ!)
「先生、魔王様と何をしてたんですか?」
ノルンはインポ治療したと思っているので、どうやって説明しようか迷った。
ノルンはミーシャか神崎修司に純潔を奪われているとは知らないし、堕天の刻印がミーシャにもあるとも気づいていない。
「魔王様は先生とその……」
「……もしかして、お嬢様のお好きなかたって魔王様なのですか?」
ミーシャが顔を真っ赤にしてうつむく。
(あらあら、お嬢様は誤解されてるみたい)
「私は、リリス様のことが好き。あの、お嬢様、魔王様と私は……」
そこまで言って、ノルンは一瞬、言葉が出ない。なんでもないと言おうとして、あれっ、となってしまった。神崎修司をやたらと意識している自分にとまどう。
「な、なんでもありませんから。お嬢様、魔王様にも聞いてみたらいかがでしょう」
「うん」
ノルンは開いた本を指さして、ミーシャに魔法理論の説明を再開した。
(あやしいけど……そうだ、あとで、リリスさんに相談しようっと)
ミーシャはとりあえず考えるのをやめた。
神崎修司がうなされて目をさました。
リリスは眠ってしまったらしい。
神崎修司は左手を見つめた。
左腕の肘から先が五本の鞭のようになり、知らない女性を縛り上げていた。
(変な夢だったな)
上半身は後手高手小手縛り。
さらに下半身はM字開脚縛り。
それを興奮した神崎修司が見つめている。
(俺、SMなんて興味あったっけ?)
両手首を背中側で縛り、乳房の上下に触手をまわし、乳房を絞り出させていた。
さらに、M字で縛られていて秘裂が丸出しになっているままで、仰向けである。
神崎修司は裸足の足の裏で濡れた秘裂の上を踏んで笑う。嫌がっていたが踏まれた美女は「……はうっ、ああっ!!」と声を上げて全身を震わせる。泣きながら美女が絶頂していた。
(俺、嫌がる相手を縛って踏んでたな……)

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