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ある六畳一間から伝説が始まる
官能リレー小説 - ハーレム

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ある六畳一間から伝説が始まる 17

「くぅっ!」
神崎修司はじりじりとしか肉棒を奥に進められない。未踏の膣洞は予想以上に狭く、肉棒を握ってくる。苦痛という以上に強烈な締めつけの中を進んでいくほど、快感は強まっていく。
神崎修司が射精を我慢しながら半分も挿入できずにいると、ふいに先端がなにかにぶつかり進めなくなる。はっと、神崎修司が思わず口にする。
「処女膜かっ!」
ミーシャの腹部に刻まれた聖刻が必死に抵抗するようにさらに強い白い光を放ち、ミーシャを包み込む。淫魔リリスも必死に耐えた。
「くっああぁっ、ひぐっ、くうっっっ……」
ミーシャが破瓜直前の挿入された痛みにうめき声を洩らしている。
(魔王様、もうすぐです!)
「うおおおおっ!」
ミーシャの幼さが残る可憐な顔立ちがひきつり、痛みに目を開いて、かはっ、と大きく息を吐き出して声も出せなくなった。今までにないぬめりが膣奥から溢れ、肉棒を濡らす。
神崎修司がそこで射精してしまった。
膣奥に精液が放たれた瞬間、聖刻の光が消えた。神崎修司を包みこんでいた淫魔リリスが術を解除してハーフリングのミーシャの隣で横たわり、ぐったりとしている。
「終わったのか……」
神崎修司が肉棒を抜き出すと、ミーシャの膣奥から血の混ざった精液が吐き出されてくる。
神崎修司は、ミーシャとリリスの間に倒れ込んで意識を失った。
ハーフリングの王城では天界の女騎士ノルンが気絶している間に、ノルンと共に城を占拠している兵士たちの下腹部に堕天の印が刻まれた。
ノルン配下の女兵士たちは、ノルニルという天使たちでノルンの分身のような存在。
神崎修司はミーシャの聖刻を破壊ではなくノルンとノルニルたちに堕天の印を刻み、処女喪失の痛みと淫魔リリスの受けていた快感をまとめて返したのである。
「さすが魔王様、やられたら百倍返しなのね♪」
「そういうつもりではなかったんだけど」
ハーフリングの王城を占拠していた天界の百人のノルニルたちは、淫魔リリスの配下になった。
ノルニルたちは配下になったが、ノルンは逃亡した。しかし、ノルンは堕天の印を刻まれているので天界には帰れない。
ハーフリングのミーシャは目ざめたとき、全裸の神崎修司と淫魔リリスが寝ているのを見た。
腹部にあったはずの聖刻が消えている。
そして、股間に違和感と痛みを感じた。
見るとベットや内股に血がついている。
(この方が聖刻を消してしまった……どうしたらいいのかしら、民が贄にされてしまう)
見知らぬ男に処女を奪われたこと、さらに自ら犠牲になり民を救うはずが聖刻が消されてしまったことのショックで呆然としていると、リリスが目をさました。
「あら、もう大丈夫なの?」
「王国に戻らないと……」
「まだ、無理しちゃダメよ」
聖刻が、天界の騎士ノルンや配下のノルニルに堕天の印として刻まれたことをリリスはハーフリングのミーシャにリリスは教えた。
「貴女とこちらの方は?」
「あたしはリリス、こちらは魔王様よ」
「魔王様?」
「ええ、魔界を統一する救世主よ」
堕天の印を刻まれたノルンは魔界の南方地域の獣人族に捕獲されていた。
「天界の女騎士も淫魔リリスの下僕にされるなんて、死にたいぐらいの屈辱でしょうね」
黒髪に狐の耳を生やした美しい乙女は捕らえられたノルンを玉座から見下ろして微笑していた。
(淫魔リリスだと……)
ノルンは残った力でハーフリングの王城から飛び去ろうとしたが、そこで魔界の四大種族のうち最も高い魔法技術を持つ獣人族の狐姫に捕えられたのだった。

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