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神アプリ
官能リレー小説 - ハーレム

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神アプリ 100

 ドクドクと吐き出される樹液の熱が、子宮の中から身体を侵していく。それは子宮を突いて強引に叩き込まれる快楽とは一味違い、心的快感をしっかりと自覚させられる一時だった。

(子宮ぅ、感じる……ビュクッビュクッて、熱い精液、気持ちいい……)

 子宮を打ち付ける子種がじわじわと脳髄を蕩かし、意識を導いていく。それは28年生きてきた博美にとって、経験したことがない優しい快感だった。彼女はこの得も言われぬ心地を、

(しあわせえええ……)

 そう思っていた。
 小休止を得て落ち着きつつあった博美の身体は、中出しという行為だけで白い炎に灼かれていく。じっくりとじっくりと遠退いていく意識は、やがて彼女の手から飛び立っていった。



 思い立ったが吉日。

 栄丸署の署長室で署長が対応しているのは、茶色いソファの右端に座っているポニーテールの婦警でも、左端に座っているショートカットの婦警でも、真ん中で彼に背中を向けているショートボブの婦警でもない。ショートボブの婦警を股座に控えさせている、五十嵐翔真という一般市民の青年だ。

「ええ、ハイ。あの交番は管轄内ですから、うちの者が勤務しているはずです」
「ああそう。じゃあそこにいる警官をこいつらと替えてくれないかな?」

 翔真が“こいつら”を強調するように両脇の婦警の肩を抱き寄せる。すると、焦れったそうに翔真の胸板を撫でている彼女らは「ああん……」と甘い声を漏らして、首筋に這わせている舌に熱を込めた。

「配属されている部署にもよりますが──」
「そんなのお前がどうにかすれば鶴の一声だろう? “俺が言ってた”って言えばいいだけの話だ。なあ?」
「あんっ……翔真様の言う通りですう……」

 クイクイ、と翔真が腰を揺らすと、スボンの上から両手で股間を撫で回していた真希がソコに頬擦りしながら湿った声で同調した。

「分かりました。では翔真様の仰る通りに……きっとその方が市民のためになるでしょうしな」
「だろ?」

 信頼≠ノよって翔真の依頼は当然、あるいは画期的、と前向きに検討される。例え彼が目の前でセクキャバ以上のことに興じていようとも、その行為にすら何かしらの肯定的理由をこじつけて勝手に納得しているので、性的生理現象に見舞われても止めはしない。

「あの交番、何人いたっけ? 全員女にして欲しいし、3人で足りなかったらお前たちが揃えるんだぞ」

 翔真が腰をクイクイと揺らしながら肩から胸へ手を移すと、侍っている3人は蕩けた吐息をどっと吐く。

「俺が納得する女を、だぞ? あ、キャリアじゃなくて見た目のことな」
「はぁい……翔真様が手を出したくなる子ですねぇ?」
「よく分かってるじゃないか」

 濃紺のブレザーに手を差し込んだ翔真は、察しのいいポニーテールの胸をご褒美がわりに鷲掴みにした。ブレザーの上から手を置かれているだけのショートの方は、羨ましそうにしながら身を捩って自分から擦り付けている。

「俺の話は以上だ。ちょっと応接室を借りてくから。こいつらはこれから大事な仕事があるって関係部署に伝えておけ」

 そう言い、婦警3人を同伴して部屋を後にする翔真を、署長はハエのように手揉みして見送った。



(いい暇潰しになったな)

 と、後ろへ流れていく見慣れた景色を眺めながら翔真は思う。西に傾き始めた太陽の色が茜に変わろうとしていた。16時手前の、昼下がりか夕方か表現が難しい頃合いだった。
 やることをやった後はいつも抱いているスレイブで暇を潰してもよかった。彼女たちの身体は翔真を喜ばせるために日々洗練されているので、いくら抱いても飽きがこない。しかし容姿が違うという点でイレギュラーを抱くのも全然アリだ。もちろん、そそる容姿をしている者に限るが。
 イレギュラーの中でも真希は相当お気に入りだ。里美らを助けたあの一件の取り調べ中、オーラルセックスをさせていたくらいだ。今も股間に顔を埋めている彼女の髪を、愛玩犬を愛でるように撫でている。

「んぅぅんっ……ジュブぅぅ、んふ、ん……ぢゅる……ほはぁ、はふうん……」

 座った姿勢から半身を横に崩している真希は、スローに頭を一往復させるたびに長々と亀頭に舌を絡めてから、またじっくりと屹立を飲み込んでいく。濃紺のブレザーをはだけ、水色のYシャツの肩を覗かせていた。
 タイトスカートから伸びている足は黒いパンストに包まれている。これは翔真に与えられたもので、彼女が履いていたパンストは応接室で膣孔検査をされた時にビリビリに引き裂かれている。

「もう着くぞ。味わってないでイカせろ」

 翔真が促すと、真希は口内粘膜をぴっとりと張り付ける。唇の隙間を出入りする肉茎の矛先が口内の甘い唾液を激しく掻き混ぜ、卑猥な水音が車内──ミニパトの中──を満たす。

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